リンと黒バラ令嬢
1:リン
もう、めんどくさすぎる(´;ω;`)
2:名無しの異種族
おう、男の聖女じゃん
3:名無しの異種族
成りすましor同姓同名の可能性
4:リン
ところがどっこい本人だ
つ【百合の紋章の画像】
鑑定していいよ
5:名無しの異種族
はい、本人確定
6:名無しの異種族
今度はどうした?
7:リン
守護騎士が決まらなさすぎて
めんどくさい
適当にバイトでいいじゃん、と思ってしまう
8:名無しの異種族
いや、ダメだろ
9:名無しの異種族
仮にも国防を担うかもしれんヤツにバイトの護衛は、色々ダメだろ
10:名無しの異種族
守護騎士になるにも、一般からの場合、試験とか資格とか
色々条件があるんじゃなかったか?
11:リン
そうなんだ
たとえば?
12:名無しの異種族
まず、高卒認定は受けてること
文武に優れていること
あとは、守護騎士が公募された時に試験受けて合格すればなれるはず
13:リン
なんだ、意外とふつうだ
14:名無しの異種族
まぁ、そうなんだけど
文武に優れていることって、要は教養があってモンスター討伐の実績がある、ってことだから
この時点で、言っちゃなんだが庶民はふるい落とされる
教養ってのは、ある程度裕福な家じゃないと中々育まれないから
だから基本的に、守護騎士はそういういい家出身者が多くなる
守護騎士に貴族の次男、三男が多いのはそれが理由
15:リン
要は、高卒で、頭良くて強ければいいんだよな?
16:名無しの異種族
まぁ、そうだけど
その上で試験に合格しなきゃいけないわけで
17:名無しの異種族
もしかして、心当たりあるの??
18:リン
一人だけ
でも、そっか、そういう条件なら提案してみてもいいかな
19:名無しの異種族
だれだれ?
その心当たりって??
20:リン
姉ちゃん
21:名無しの異種族
姉ちゃんって、スレ主の双子の??
22:リン
(*´・д`)-д-)))ソゥソゥ
あ、でも、ダメだ
姉ちゃんまでこっち来ると、家の畑や田んぼ、あとさすがに村の人たちの野良仕事に支障が出る
23:名無しの異種族
紋章が出なかったってだけで
性能はスレ主とほぼ同じなんだっけか
そんな人呼び寄せたら、恨まれそうだな
24:リン
そうなんだよなぁ
25:名無しの異種族
つーか、スレ主の姉ちゃん高卒してるんだ
飛び級??
26:リン
(*´・д`)-д-)))ソゥソゥ
あと高卒じゃなくて、大卒
27:名無しの異種族
すげーな
28:名無しの異種族
……すげー、下品なこと言っていいか?
29:リン
どうぞ(^ω^)_凵
30:名無しの異種族
スレ主、もしかして姉ちゃんに装備されてるはずだった玉を、間違って装備して生まれてきたんじゃ??
31:リン
親戚のじいさんには
姉ちゃんが産まれる前に落としたタマタマを、俺がひろって付けたんじゃないか、とは言われたな
32:名無しの異種族
ほんとに下品すぎる
33:名無しの異種族
ただの確率だろ
34:名無しの異種族
そのじいさんの発言は、ノンデリだし
まんまセクハラだろ
35:名無しの異種族
田舎だとあるあるよ
36:名無しの異種族
わかるわかる
注意してもきかないんだ、これが
37:名無しの異種族
しかし、そんなに難航してるのか
スレ主の守護騎士選び
38:考察厨
そりゃ、暗殺未遂っぽいこと起きてるからなぁ
今いる守護騎士達だって、出自やら諸々洗い直しされてるくらいだぞ
39:名無しの異種族
たった一人の暴走が、他の人への迷惑になってるやつだ
40:考察厨
聖女紋持ちたちは、さすがにこの前のダンジョンの件で協力したやつ以外は捕まったりはないな
41:名無しの異種族
黒バラ令嬢も、お咎めなしだったっぽいしな
42:特定班
正式な手続きは踏んだ上で、自分の担当守護騎士を貸してたらしいからな
それ以上でも以下でもない
関与自体は否定してる
43:名無しの異種族
黒バラ令嬢なー
あのあと色々調べたけどさ
真っ黒っぽいんだよなぁ
でも、不思議なことに関係あるヤツらは彼女のこと悪く言ってないし
44:リン
黒バラ令嬢さんなぁ
あ、そうだ、この前その人にお呼ばれしたんだ
45:名無しの異種族
はい?
46:名無しの異種族
およばれ??
47:リン
そう、この時代に古風な紙の手紙が届いてさ
お茶でもしませんか、って
48:名無しの異種族
それで??
49:名無しの異種族
行ってきたの??
50:名無しの異種族
お呼ばれしたのか
51:リン
行ってきた
52:名無しの異種族
行ってきたのか
すげーな、お前
53:名無しの異種族
さすがに、毒とか盛られなかったか
54:名無しの異種族
盛ったら犯人はすぐにわかるだろ
55:リン
事前に農業ギルドの営業さんから、黒バラ令嬢の実家の領地について聞いててさ
56:名無しの異種族
領地?
57:名無しの異種族
なんで、ここで領地の話??
58:リン
薔薇の花弁を入れた、薔薇ジャムが特産品なんだよ
あのジャム、美味いんだよねぇ
お茶会に出るかなって思って
59:名無しの異種族
薔薇ジャム目的で、自分のこと嫌ってるやつのとこよく行けるな
60:リン
あ、俺、嫌われてたのか
61:名無しの異種族
自覚なしかい!
62:名無しの異種族
待て待て待て
あんだけ、いろいろされただろ!
なんならダンジョンに置き去りにもされたじゃん
なのに嫌われてないとおもってたのか??
63:リン
邪魔あつかいなんだろうなー、くらい?
まぁ、嫌われててもどうでもいいけど
そもそも、それ実行したのは黒バラ令嬢さんではないし
本当に指示したのかも、確定じゃないし
64:名無しの異種族
どうでもいいって( ̄▽ ̄;)
65:リン
だって、他人をどうこうなんて基本できないじゃん
どう思って行動しようが、それはその人の勝手だし
66:リン
たとえば嫌なことをされて、やめてくれって言うことはできても
本当にやめさせることは出来ないからさ
67:名無しの異種族
いや、そうだけどそうじゃなくて
68:名無しの異種族
もっとこう、怒れよ、スレ主
69:リン
えー、怒るの疲れるから嫌なんだよねぇ
70:名無しの異種族
あ、だから、メイドの家族のことも条件つけて助けたのか
71:リン
メイド?
72:名無しの異種族
ほら、スレ主が王都に来た初日に塩対応した、メイド
普通なら、やられたことをやり返すために助けなくても良かっただろうに
スレ主助けたじゃん
73:リン
あー、あったなぁ
そういえば
綺麗なお姉さんから、そうしなさいって言われてたしな
それに、俺、その人のこと恨んだり憎んだりしてなかったから
せいぜいクレームつけられたらめんどいな、くらいだったから
だから、家族助けるのを失敗しても文句つけないって約束してもらったんだよ
74:名無しの異種族
えー、どうしてそんな意識でいられるの
ホラーなんだけど
75:リン
えー??
なんでって言われると、説明しにくいな
あえて言うなら、気にしてなかったから、としか
76:リン
というか、守護騎士諸々で守られなきゃいけないの
俺なんかより黒バラ令嬢さんだと思う
77:名無しの異種族
?
78:名無しの異種族
なんでそう思うんだ??
79:リン
だってあの人、呪い、ちがうな
アレは呪いじゃなかった
浄化できなかったから
なんか、ヤバそうなのに取り憑かれてたぞ
80:名無しの異種族
はい?
81:名無しの異種族
はい??
82:リン
取り憑かれてる、っていうのも正確じゃないんだよなぁ
近い言葉は、影響かな
こう影響を受けてる、的なそんな感じだった
でも、上手く説明できないんだよなぁ
あ、気配だ、気配!
黒バラ令嬢さんには、ヤバそうな気配がまとわりついてた
83:名無しの異種族
ヤバそうな気配って、なんの気配だよ?
84:リン
話を聞いてくれないアンデッドみたいな気配と、暴走して田畑を荒らしまくるドラゴンの気配がミックスした感じ
85:名無しの異種族
わからん
86:名無しの異種族
よくわからんなぁ
87:リン
呪いとかだったら浄化できたんだろうけど
呪いじゃなくて気配だから、うまく浄化出来なかったんだよねぇ
88:名無しの異種族
敵地でどうどうと浄化しようとしてて草
89:名無しの異種族
度胸あんなぁ
90:リン
とりあえず、ふつうにお茶して帰ってきたけど
91:名無しの異種族
まぁ、毒盛られても自分にヒールかければ良いだけだもんな
92:名無しの異種族
聖女紋持ちは毒無効タイプだしな、基本
93:名無しの異種族
ふつうにお茶って( ̄▽ ̄;)
94:名無しの異種族
何話したの??
95:リン
向こうが色々聞いてくるから
それに答えただけだよ
96:名無しの異種族
たとえばどんなこと聞かれたんだ??
97:名無しの異種族
つーか、よくお茶会行くの許可出たな
王宮とか管理部とかいろいろ把握してそうなのに
98:名無しの異種族
それ、話の中身は知らんが
情報収集されてるやつだろ……
99:リン
俺が花嫁候補となったことで、王室の人達に迷惑かけている自覚はあるか?
とか
王女の件や、聖女活動で結果だけは残してるみたいだけど、傍から見ると調子に乗りつつあるようにみえる、自重した方がいいと思うけど
俺自身はどう考えてるのか
とか
そういうの聞かれた
100:名無しの異種族
うっわぁ
( ̄▽ ̄;)
101:名無しの異種族
それで、なんて答えたんだ?
102:リン
薔薇ジャムとクッキー美味しいですね
103:名無しの異種族
……はい?
104:リン
だから、
薔薇ジャムとクッキー美味しいですね
って答えた
105:名無しの異種族
会話が成立しとらん
106:リン
会話する気無かったし
それは向こうもそのはずだったからさ
黒バラ令嬢さんは、俺になにか言わせてから否定して
あえて怒らせようとしてたんじゃないかな、と
107:名無しの異種族
よくわかるな
108:リン
お茶会行く前に、姉ちゃんに相談したんだよ
109:名無しの異種族
姉ちゃん
110:名無しの異種族
また姉ちゃんか
111:名無しの異種族
こまめに連絡取り合ってるのか、もしかして?
112:リン
いや、姉ちゃんからいきなり
動画配信者になる
って連絡きて
その時にいろいろ話したんだ
映像通信だったから、お互い顔見ながら話した
113:名無しの異種族
お、おう
114:名無しの異種族
そうか
115:名無しの異種族
姉ちゃん、いきなりどうした
116:リン
俺がダンジョンに置き去りにされた件で
配信者が、生配信したじゃん
アレ見て興味が湧いたらしくて
で、配信見かけたらよろしく、ってことで連絡くれたんだ
117:名無しの異種族
なるほど
118:名無しの異種族
好奇心旺盛なんだな、お前の姉ちゃん
119:リン
その時に、黒バラ令嬢さんこと、公爵令嬢からお茶会の誘いがあったこととか
いろいろ近況を話したんだ
120:リン
そしたら、女の勘ってやつなのか
絶対余計なこと言うな
思ったことを口に出すな
出されたお茶とお菓子、マジうめぇ
だけ言っとけっていわれてな
121:名無しの異種族
姉ちゃん
122:名無しの異種族
姉ちゃんグッジョブ
123:リン
俺がなんで?
って聞いたら
情報収集した上で、揚げ足取って心を折りに来るタイプで厄介だから
とにかく、出されたお茶&お菓子うめぇ、だけで通せ
って圧かけられた
124:名無しの異種族
姉ちゃんも黒バラ令嬢のこと知ってたんか
125:リン
俺と話しつつ検索かけてたみたいだけど
126:名無しの異種族
なるほど(´・ω・`)
127:リン
お茶も美味しかったけど
特産品の薔薇ジャムは格別だったな
クッキーも
砕いたナッツが混ざってるのと、砕いたチョコが混じってるのが特に美味かった
128:名無しの異種族
毒とか呪いは浄化でなんとかなるとはいえ
ほんと、よく食えたな
129:リン
だいたい毒が混じってるのはわかるから
昔から、食ったら腹壊すのは色でわかるんだよ、俺
見た目は大丈夫そうでも、腐ってたりするのは一発
130:名無しの異種族
いや、知らんがな
131:名無しの異種族
そういえば、スレ主、目もよかったんだよなぁ
132:名無しの異種族
まぁ、うん、腐ったものも毒なんだよなぁ
133:名無しの異種族
それで、黒バラ令嬢の反応は?
134:リン
ちょっとイラッとしてたみたいだけど
薔薇ジャムとクッキー、喜んでもらえてよかった、とは言ってた
135:名無しの異種族
敵じゃねーな、と判断されたか?
136:考察厨
どうだかなぁ
137:考察厨
思ってたのとはちがう、程度じゃね?
だって、スレ主は現状、王子と王女から目をかけられてるじゃん
この二人から護衛をそれぞれ貸し出してるのが、いい例だろ
138:考察厨
敵でもなければ、味方でもない
とりあえず、注意しておこうくらいじゃないか
139:名無しの異種族
しかし、黒バラ令嬢にまとわりついてた気配とか
気になるな
140:名無しの異種族
気配の正体ってなんだろう?
141:考察厨
気配のことを、大神官や大聖女は知ってるんだろうか?
142:リン
どうだろう
でも、誰も気づいてなさそうだ
それとなく、お茶会についてきてくれた護衛の人に確認したけど
わからなかったっぽいし
143:考察厨
つーことは、見えていない、か
144:リン
聖女Aにもそれとなく聞いてみたけど
とくに気配については知らなかった
145:名無しの異種族
えー、ガチで気になる
146:名無しの異種族
気配の正体、めっちゃ気になる
147:名無しの異種族
つーか、王子に報告した方よくね?
もしくは、大聖女か大神官にさ
148:考察厨
その方がいいとは思うけど
相手、一応貴族令嬢だからなぁ
スレ主の話を聞いてはもらえるだろうけど
149:考察厨
黒バラ令嬢が呪われてて、体調不良になってたら
また話は別なんだけどな
いまのところ、その気配が見えてるのはスレ主だけ
なんの気配かもわからない、となると
王宮側もうかつに動けないだろ
150:リン
じゃ、しばらく様子見かな
報告もしないでおこ
これ以上、変に目をつけられたくないし