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1話

 ある日、世界は変わってしまった。俺たちの知る平和な世界からモンスターが蔓延る危険な世界へ。ダンジョンが世界中にでき、選ばれた者たちが探索者となりダンジョンで戦うことになった。

 ダンジョンには兵器の持ち込みはできても一定以上のものは消滅してしまう。しかし、ダンジョンからとれた素材で作られたものなら何でも持って入ることができる。まあ、そんなものより普通にダンジョンの宝箱から得られるものの方が強いけど。

 ダンジョンに選ばれる者でも、良し悪しはいる。ダンジョンに好かれている者、嫌われる者はステータスに大差があってわかりやすいとされている。

 この物語はダンジョンに好かれ、面白いスキルを持った男の楽しいお話。









――――大変化1日目


 20XX年1月1日深夜0時、世界中で大地震が起こった。とても大きな地震で誰もたっていられない位で建物もいくつも崩れた。そんな中俺、神沖鳳仙は新年ということで初詣に行く途中だった。

 毎年のことなのでいつも通りの道を通っていると大きな地震が起こって立っていられなかった。


 「なんなんだ?こんな大地震が起こるなん…て……は?なんだこれ?」


 地震によりこけて起き上がると目の前に大きな塔がそびえたっていた。先ほどまで普通の道と建物があった場所に石と土で出来た塔ができていた。そしてその塔の扉が大きく開いていた。


 「見たことないタワー…開いた扉…俺の好奇心……入るしかないな!!!」


 俺は目の前の開いた扉を潜り中に入った。そしたら後ろの扉が大きな音を立てて閉まった。


 「おいおい、マジかよ。ここに閉じ込められるのか?」


 周りを見渡してみれば洞窟のような見た目のつくりであったがところどころハイテクなものもあった。


 「なんだここ、個々で見るとごちゃごちゃしてるのに一体感があるなぁ」


 中のつくりに感心していると大きな映像が空中に映し出された


 『レディースエーンジェントルマーン!ようこそおいでくださいました日本のダンジョンに入った15人とその映像を見ている日本の皆々様~!私はこのダンジョン達を統括するダンジョングランドマスターでございます。この映像は日本の皆様にしか流れていないということをご理解してください。ではこのダンジョンの説明をいたしましょう!まず、あなた方15人がいるのはダンジョンです。最低でも数階をクリアしていただければ出して差し上げますよ。あなた方、ステータスと唱えてみてください』

 「ステータス」



神沖鳳仙

レベル0

HP100

MP100

攻撃力10

魔攻力10

防御力10

魔防力10

スキル

彼方の可能性(シュレディンガー)を掴み取れ(の猫)




 「お~、ゲームっぽいなこれ、でも今から起こることは現実なんだろうなぁ、くっくっく…」

 『ご覧になられましたか~?では説明しますね、レベル0の時は皆さま同じ数値で何名かはスキルもお持ちですね。スキルは集中してみると内容が見れますよ。さて!ステータスの確認は終わりましたから、ここからはダンジョンについての説明を始めますね!日本にできたダンジョンは今現在で15個です。そしてそのすべてのダンジョンに最初に入ったのがあなた方です。あなた方の攻略は日本中に中継されていますよ!頑張ってくださいね!それぞれのダンジョンにはコンセプトがありますがそれは自分で確かめてくださいね!あ、後ダンジョンはこれからどんどん増えていきますよ~。さあ、後はご自由に頑張ってください!』

 「あとは頑張ってくださいじゃねえだろ…なんにも重要なことを言ってないのに…さてと、スキルは集中したら見れるんだったな」


彼方の可能性(シュレディンガー)を掴み取れ(の猫)】:己の自由な選択肢を選ぶことができる。自身が確定している選択肢であっても変更することができる。自動、手動どっちでも発動する。


 「は?どういうことだ?シュレディンガー?あの認識しなきゃどっちもある~みたいなのか?この説明方法だと、自分の選択肢を無理やり変えれるみたいな感じか?…面白い。…さてと、進んでみるかぁ、素手だけど」


 俺はダンジョンの中を奥に進んでいった


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