「棚からぼたもち」の謎 ~“おはぎ”ではダメでしたか?~
ふと考えたことです。
「棚からぼたもち」。
「予想外の幸運が訪れる」という意味を持つことわざですが、ふと疑問がよぎりました。
なぜ“ぼたもち”なのか? “おはぎ”じゃダメなのか?
季節が違うから名前が違うだけで、モノは一緒です。それをふまえて、理由を考えてみました。
・“ぼたもち”=春のイメージがあるから。
春は解放感や幸福感があります。新しい何かが始まりそうな。“おはぎ”は秋、どちらかというと冬に近づく物悲しさが漂います。
だからこそ春の力がこもった“ぼたもち”なのでしょうか?
・“ぼたもち”は“牡丹餅”、“牡丹”は“百花の王”。
牡丹は“百花の王”と中国では呼ばれているぐらい、華やかな花です。その華やかさに匹敵する幸福ということでしょうか?
・音のインパクト。
“ぼたもち”は“おはぎ”より一文字多いことを差し引いても、音のインパクトがあります。実際言ってみれば、唇や舌を使い、大袈裟な表現ですが音を弾けさせる感じです。
この力強さが耳や心に残るからでしょうか?
何にしても、待っているよりは行動あるのみです。
私はゴマのおはぎが好きです。そういえば、あんこ以外のやつは“ぼたもち”とは呼びませんよね。