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閲覧ありがとうございます。
あっという間に1年経った。
今日も和気藹々と過ごしているが、最近わかった事がある。
最近クミド、義母さんの様子がおかしい。夜遅くにトイレで目を覚ました時、クミドの部屋の明かりが付いているのを見て、のぞき込んでしまった。
かなり難しい顔で、帳簿の様なものとにらめっこしていた。時折、「お金が…」「食費が…」
などとぼやく声が聞こえる。
どうやら、あまり孤児院の生活が芳しく無いようだ。
そんな事を知ってしまったので、家族である皆に相談をした。そしたら、ジェミナイが
「だったら俺たちで稼ごうぜ!!冒険者になれば金を稼げるんじゃないのか?」
「しかし、冒険者は危険を孕む。義母さんに心配かける方が良くないだろ?」
ジェミナイを諭すキャプリコーンに対し、ジェミナイは
「それはそうだけど…。じゃあ他に手はあんのかよ?」
「それは……」
どうやら、皆も孤児院の経営が傾いている事に心あたりがあるようで、冒険者のような稼ぎの案が思い浮かばない。
結局、この後も活気的な議論はできなかったが、最終的には
「じゃあ冒険者になろう!ただし!必ず無理をしないことだな。背伸びした事もしない。少しでもいいから安全で稼ぐことにしよう。…必ず13人で帰ってくれるようにしよう!!」
キャプリコーンがそう約束して、13人は冒険者になることを決める。
思い立ったが吉日という言葉があるように、13人の子供達は早速ギルドへと向かう。
13人は冒険者ギルドに顔を出す。受付嬢に説明すると、受付嬢では判断できない案件だったようで一度席を外すと、ギルドマスターと共にがやってきた。
「てめぇらがクミドの所のガキどもだな。」
邂逅一番にそう語ったのは、この街のギルドマスターであるバダイだった。どうやら義母さんと顔なじみらしく、昔は一緒に冒険者パーティーを組んでいたそうだ。
一通り説明すると、考える素振りをしながらギルドマスターは
「クミドの奴…俺たちに相談もしないで…まぁガキどもの理由もわかった。冒険者として登録を許可しよう。……ただし!まずは冒険者じゃなくて一般的な常識として狩りや生活の知識を冒険者から学んでもらう。」
そういってバダイは俺たち13人に、時にはバダイ本人が、他に空いている冒険者に声掛けをして、色々な知識を教えてくれる事を約束してくれた。
冒険者登録した事をクミドに告げると
「バカガキどもがぁ!!!」
滅多に怒らないクミドが怒号をあげる。
13人は驚いてしまった、確かに義母であるクミドの許可を得なかったことは問題だろうが、孤児院を助けるため、自立を促すために冒険者になったのだ。褒められることはあっても怒られるとは思っていなかった。
硬直しているとクミドの怒号が止まらない
「誰が、てめぇら子供に助けてといった!!?あぁ!?子供が金の事で親の心配なんかしてんじゃないよ!!冒険者だぁ?自分の尻もちゃんと拭けない子供がバカいってんじゃないよ!!」
怒られていると、後ろの方からリオやサジタリアスのすすり泣く声が聞こえる。いつもは俺たちがやんちゃしている時でも、怖い顔なんてしないで優しく微笑んでくれるクミド。街中で悪さをすれば、一緒にいや、誰よりも先に子供達のために頭を下げてくれる。
そんなクミドが冒険者になった事に関してだけかたくなに反対したのだ。
小出しですみません。(ストックが…)
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