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花亡き世界で~唯一の花属性で、裏切って廃棄した家族だった奴らにたむけを贈る  作者: アロ紙
火の英雄編

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閲覧ありがとうございます。

会場に着くと、各々が試合に向けて精神統一しているものや、寝ている者、武器の手入れを行っている者と様々だった。



とりあえず人を避けて、端の壁に背をかける。寄りかかっていると俺を見つけたリムルがやってくる。

「随分と人気ないのね。」

含み笑いをしながら、俺に近寄ってくる。

「そりゃどうも。…別に名声なんてくだらないものはいらないからな」

「ふ~ん」



その後も、リムルと他愛もない会話が続く。

「ねぇ、強そうな人はいる?」

「…さぁ?見当たらないな」



「さっきの子供は誰なの?」

「会場であった子だよ」



「それ美味しそうね!少しちょうだいよ?」

「君が食べると、俺の分がなくなるだろ?」

「何よ!私が大食いってこと!?」





「参加者は準備をお願いします!!」

待合室の扉が開き、選手に声をかける人がやってくる。



「行くか」

「そうね」



軽くあいさつをし、リムルと別れて試合会場に向かう。




「さぁ~~て!てめぇら!?準備はできたかぁ~?これから起きる事を見逃すな!まばたきなんてする暇なんてねぇぞ!ドライアイになる準備できたってんだろぉ!!!」

会場を煽る様な台詞で舞台を盛り上げる司会者が叫ぶ



「それでは選手達の入場だぁ!!!!」

かけ声と共に俺たちは会場に入場する。

選手が見えた瞬間から、観客達が大きな歓声を浴びせる。



全員が舞台に立つと司会者がブロック順に選手説明をしていく。

「Aブロック!たくましい体躯に見合う大剣!!荒れ狂うかのように大剣を使うその様はバーサーク!今年こそは優勝を目指す!ガルフィード選手!!」

順々に選手の説明がなされていく。



「Eブロック!昨年颯爽と現われた紅き槍乱!!一瞬で観客の心をわしづかみにした~~!今年も君の華麗に舞う姿に期待しているぜ!リムル選手!!」

ここ一番とも思える歓声がリムルに浴びせられる。



ここで司会者は一度言葉を溜める。

「…Fブロック…。俺としたことが、完璧にノーチェックだったぜ。知っているか?彼を?俺は知らなかったぜ…。風剣を圧倒した謎の仮面の選手。俺はお前の獲物を抜いた姿を見てみたいぜ!ダークホースのソウカ選手!!」

まばらな歓声と共に、多くのブーイングが聞こえる。…恐らく、風剣のファンだろうか?

たわいのない雑魚の声なんて聞く意味もないなと思いながら思考に更ける。



「Hブロック!!その存在は生きる伝説の一人。十二英雄にも引けを取らない名声を持つ者。そよ風から嵐まで、全ての風は俺の物!!今日は猛る嵐に期待するぜ!ガストル選手!」




全員の紹介が終わり、司会者がトーナメントの方式を説明していく。

どうやら、この後クジを引いてランダムに対戦相手を決めるようだ。説明を適当に聞いていると



「いるんだよ…お前みたいな卑怯者がな」

突然肩を掴まれながら声をかけられる。



「あぁ?」

後ろを振り向くと、先程紹介されていたガルフィードだった。



「いや~てめぇのブロックは風剣がくると思って準備していたのによぉ~。」

ニタニタとガルフィードは言葉を続ける。

「全く…てめぇみたいな優男が風剣に勝つだぁ?…いくら積んだんだ?」

こいつ…金で俺が勝ち進んだと思っているようだ。



無視しているとガルフィードは調子に乗ったかのように声を荒げて

「いいね~!!金で勝ち取った決勝トーナメントは美味しいですかぁ!?」

ガルフィードの声に呼応する様に観客からもブーイングが鳴り響く。



「なぁ俺にも払ってくれよ~?そうだな~白金貨くらい積んでくれたら考えてあげようかな~?お前さんがかっこよくなるように負けてやるぜ~?がははぁ!!」

醜い笑い声を上げたと同時に真面目な顔になると



「まぁ。それでもてめぇみたいな大会に泥を塗るようなカスに負けてやるわけねぇ!必ず俺がお前の化けの皮を剥がして、無様な姿をさらしてやる。」

ガルフィードは言うだけいって、クジを引きに向かって行った。



ガルフィードはクジを引くとAと書かれた玉を出す。

「ガルフィード選手は第1試合に決定です!!」








そんな声が聞こえたと同時に俺は勝手に歩を進める。




「あっ!ちょっと!」

一瞬だが、隣にいるリムルが声をかけた気がしたが。



司会者が会場に説明している間に俺は呼ばれてもいないのにトーナメント表が張り出されている方へ向かう。



途中でトーナメント表に名前を張り出している女性から俺の名前の書かれた札を貰う。

「ちょ…!ソウカ選手!何を…何をしているんでしょうか!!?」

焦った様に司会者が俺に声をかけるが、特に反応する事なく、トーナメント表に向かう。



俺はクジを引くことなく、唯一選手が張り出されている所に立つと、会場に響き渡る位大きな音を立ててトーナメント表に自分の名前が書かれた札を叩き付ける。





俺の名前はガルフィードの隣にめり込む様に張り出される。振り向いてガルフィードと対峙して、首を切るジェスチャーをして

「…ガタガタ抜かすな。決勝トーナメント最初の敗北者として名を刻んでやるよ。」








大量の歓声と共に決勝トーナメント最初の対戦カードが決定した。


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