36 オーク狩りの犯人
それから俺たちはオークを狩りながら監視を続けた。
しかし……
「今日で5日目だが……なかなか来ないな」
この5日間、それらしき人は来ておらず、来る気配もなかった。
「なぁ、ライ。ほんとーにウィークさんが言ってた人達はいんのか?」
「んー……」
俺が考え込んでいると、
「あっ! ライ君ドラゴ君、誰か来たよ」
マナが俺たちにそう知らせ、俺たちは岩陰に隠れた。
マナが指さす方向を見るとイカつい三人の男がオーク狩りを始めた。
……ここで一つ問題が生じた。毎度のことだが……
「おい……これ……もしあの人たちがこの国の人だったらどーすんだ? 見た目じゃどこ出身かなんて判断できないぞ」
「た……確かにそうだね……どーしよ」
素直に聞くか? いーや聞いても答えてくれなさそうだ。かと言って無理やり捕まえるのもあれだな……どーすればいいんだこの状況。ウィークさんも特徴とか知らなかったのかよ!
すると、
「やっぱこいつらはすげぇよなぁ! これでゴールド今月もガッポガッポだぜ! おいユル今回はいくらで売り飛ばそうか」
「ヤルさん今回は一つ8000ゴールドで売りましょうよ」
……考える必要もなかった。
この国でお肉を売れる場所は俺たちが行っている場所しか知らない。そこでも1000ゴールドだ。
「マナ、ドラゴ行くぞ」
そう2人に告げると、2人は頷き、俺たちは立ち上がり岩陰から現れた。
「ちょっと、そこの3人話良いかな」
捕まえることが目的だが、この3人ちょっと怖いから説得から入る。
「んぁ? なんだ? ガキがなんか用か?」
なんですぐメンチ切るんだよ。あー面倒臭い。でも怖い。
「えっと……ここにいるオークはこの国が所有してるものです。他国の人が狩り、他国で売買することは禁止されています」
そう伝えると、親玉のような人の後ろから一人前に出てきた。
「ざけんじゃねぇよ! こっちはなやってもねぇ罪で問われて、そのおかげで仕事にもつけねぇんだよ!」
話だけ聞くとかなり大変そうだ。それでも狩るのを辞めさせなければ行けない。
何を伝えようか考えていると、
「あなた達はどこの国の人なの?」
マナがこう切り出した。
すると、
「ラドスだよ。そんなん知ってどーすんだ。それよりこれ以上邪魔すんならこっちも本気を出させてもらうぞ」
ラドス
その言葉を聞いたマナは一瞬固まる。
確か……ラドスはマナのお母さんが追放された国だったはず。なにか関係はあるのか……?
まぁ、んな事今はどうでもいい。
今にも前にいる3人は暴れだしそうだ。
するとまたマナは口を開く。
「分かるよ……分かる。だから話を聞いて。お願い……お願いします」
それを聞いた3人は動揺を隠せていなかったが、逆ギレするように怒鳴った。
「おめぇなんかに分かるわけねぇだろ!」
すると、相手の一人が手のひらをマナに向けた。
……!
平野に落ちている石が宙に浮き始め、一つの岩石となった。
やばい……!
「……!」
それは真っ直ぐと、物凄いスピードでマナに直撃した。
「…………マナ!」
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