26 再来のダンジョン
ぐちょぐちょ
この聞き覚えのある音。そう、スライムだ!
「うわっ! なんですかこれ。 気持ち悪い……」
少し引き気味なマナに対してドラゴは「うお! すっげぇ!」と少しはしゃぎ気味だった。
「俺はもうこいつと戦ったことあるからな。マナとドラゴで倒してくれ」
俺がそう言うとマナはため息をついて「わかった」とか細い声で行った。そんなに嫌か!?
マナとは裏腹に戦いたそうなドラゴ。さぁバシッと倒してくれ!
吹っ切れたのかマナが「あー! もう倒せばいいんでしょ!」と言って剣を握りしめて走り出した。
スパッ
俺がこの前切ったようにマナもスライムゴーレムの左手を切り落とした。
すると、
ぐりゅりゅ
「うわぁ!」
余った右手を振り上げまなをロックオンしていた。攻撃後、体勢を崩したマナは自分の頭を守るように剣で身を隠す。戦ったことある俺はこいつの火力を知っている。危ない! ……と思っていると、
「俺を忘れんなよ!」
ドラゴが一歩遅れてスライムゴーレムの左手を切り落とした。
「ドラゴ君ありがとう」
間一髪加速を体得していないドラゴが間に合った。ドラゴも加速体得しとけばもっと危険じゃ無かったのに。あ、でも大剣だし走れないか?
そんなこと考えているとドラゴが
「早く行くぞー。ライ」
「あ、うん」
そう行って俺は二人の後ろに付いて行った。
―――――――――――――――――――――――
「まだいんのかよこいつ!」
昔の俺と全く同じ感情をあらわにしたドラゴ。それも無理はない。だってスライムゴーレムこれで五体目なのだから。
もはや作業になってきたスライム討伐。見た感じスライムも普通のパンチとあの地面をドカーンってやるやつしか使えなさそうだ。
五体目のスライムゴーレムを倒し、前に進むと、見覚えのある空間に出た。
そう、リザードマンがいる空間だ。
すると、
キュアァァァ
リザードマンがいた。それも三体。多分俺が戦った時は加速ですぐに着いてしまった。だからスポーンもしなかったのだろう。まぁいい。マナ、ドラゴ、これをどう乗り切るんだ?
「マナ! 受けから入るぞ! 俺がこいつらの攻撃を受け止める。その隙に叩いてくれ」
その言葉を聞くとマナは小さく頷いた。、
キュアァァァ
三体のリザードマンがこちらに近ずいてきた。
以前と同様、槍を持っている。一体がマナ、二体がドラゴに突撃して来た。
ガキン!
ドラゴが二体のリザードマンの攻撃を大剣で受け止めた。それと同時にマナにもリザードマンが襲いかかる。それを上手く弾き飛ばすと、マナはガイルが受け止めているリザードマンに二発剣を切りつけた。
「何これ硬!」
切りつける衝撃でマナもリザードマンも吹き飛んだ。
すると、ドラゴは
「マナ、こいつらの鱗は硬ぇ! 鱗の無い所を狙うんだ!」
それを聞いたマナは「分かった」と答えリザードマンの後ろに走って回った。
もはや受けから入るっての忘れてる気もするがまぁ、二人は受けより攻めの方が強いだろう。
マナは回り込んですぐにUターンし、リザードマンの脇腹あたりを切りつけた。
キュラァァ
ダメージが入った。マナは立て続けに攻撃をし、リザードマンが一体倒れた。
ドラゴの方を見ると二体のリザードマンと戦っていた。マナが一体の処理が終わると同時にドラゴが大剣を振り回し二体のリザードマンを撃破した。
「ドラゴ君やりましたね!」
「あぁ。マナの動き良かったぞ」
そう語り合う二人に俺は拍手をしながら近づいて行った。
「二人とも良くやったよ。でも、ドラゴなんで鱗が硬いとか知ってたんだ?」
ドラゴは攻撃を受け止めただけだ。なのに知っていたのはなんでなんだ?
「まぁ、それは。龍に詳しかったんだよ。俺の父ちゃんがよ」
「そーだったのか。お父さんも龍狩人だったのか?」
そう聞くとドラゴは「違う」と答えた。
すると場を和ませるかのように
「見て! なんかドロップしてるよ!」
そう言ってマナが龍の鱗を両手に持って走ってきた。
「マナ。それは龍からの攻撃を軽減することが出来るらしいぞ。マナとドラゴ一つずつ持ってるといいよ」
そう聞くとマナはドラゴに龍の鱗を一つ渡した。ドラゴは微笑みながら「ありがと」と言った。
「そろそろ帰るか」
俺がそう言うと二人は「そうだな」と答え来た道を戻った。ドラゴのお父さんの話はまた今度だな。
来た道を戻っていると……
ぐちょぐちょ
…………あ
まじかよ。倒してもまた湧くのかよこの少ない時間で。
「……帰りは俺も加勢するよ」
そう言ってスライムゴーレムをまた倒し始めた。
結局出るまでにスライムゴーレムを6体倒しました。
広告の下の星マークのところで評価が出来ます!是非励みになるので評価のほどお願いします!
期待を込めたブックマークもよろしくお願いします!




