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25 祝!マナ加速体得

「おーい。今日ちょっとおせーじゃねーか。なんかあったか?」

 ドラゴと合流するとそう聞いてきた。マナが「えっと……」と困っていた。


「すまんすまん。俺が寝坊したんだよ。許してくれ」

 そう言うとドラゴは「そーだったのか。ははは」と笑って歩き始めた。


 マナの方を向くとマナは微笑みかけてくれた。

 この笑顔守りた……ゲホッ。俺のセリフ言わせてくれよ。

 俺がいつもどうりのことを考えているとドラゴが「何突っ立ってんだよ。行くぞ」

 と言って背中を叩いてきた。

 ちょっと痛かったぞ。もう。


「あぁ。分かったよ」

 俺はドラゴに返事をし平野へと向かった。


 ―――――――――――――――――――――――


「今日も走りますよ〜!」

 マナがそう行っていつもどうり加速体得に勤しんでいた。


「ライ。ちょっと勝負しようぜ」

 これを言ったのはドラゴだ。


「勝負しようって何をだ?」

「どっちが多くのオークを狩れるかだ」

 オークを多く……つまんな。

 そんなしょーもないことを考えていると、


「そーかそーかやってくれるのか。時間はマナが走り終えるまでだ」

 まだ何も言ってない! おっさんともこんなくだりあったよな……デジャブ。


 まぁ、断る理由もないし、戦闘の力になるかもしれないからやるか。


「分かったよ。ここのオーク全部狩ってやるよ。驚くなよ?」

 そんなやりとりをしていると……


 ビュン!


 隣で風を切る音がした。

 もしかして……


「マナ……」

「ライ君……!加速体得……できました!」

 やったやったやった。やったやったやった!


 俺はマナには近づき、両手を握って胸の辺りに持ってくる。


「マナ。やったな!」

「はい! やりました!」

 目をキラキラさせて喜ぶマナ。よかった……本当によかった。


「マナよかったな。でも、俺とライ君の勝負出来なくなっちまったな」

 ドラゴが笑いながら問いかける。


「まぁ、良いじゃないか。マナが体得出来たんだ!」

 ドラゴはそれを聞くと「そうだな」と言って微笑んだ。


 これでみんなスタートラインに立てた。マナの望みまで後少しだ。


 それから俺たちは適当にオークを狩り、家に帰った。


 ―――――――――――――――――――――――


「これから会議を始める」

 会議場所は俺の部屋。参加者ライ、マナ。ドラゴが居ないとこで会議もあれだとは思ったけどまぁ、会議にドラゴがいてもいなくても変わらないから大丈夫だろう。


「内容はこれから何をするかだ。何か案がある人」

 そう言いながら俺は自分で手を挙げる。そして、俺は自分で自分を指す。


「どうぞライ君。はい。まだマナやドラゴは実戦経験が少ないと思います。なのでどこかダンジョンに潜りましょう」

 そう、マナとドラゴは今まで戦ってきたことのある相手が少なすぎる。ってことでこの案を考えた。


「はいはーい。賛成でーす!」

 はい、即賛成。ナイスだマナ。


 そーいうことで明日はダンジョンに潜ることになった。


「でも、ダンジョンってどこに潜るんですか?」

「ふっふっふっ。それは任せとけ」

 俺は知っている。戦うにはとっておきな場所を。


 ボケーって俺を見つめるマナに対して俺は親指を立ててグッドポーズをとって見せた。


 ―――――――――――――――――――――――


 次の日。

「ここは?」

 そう! ここはあの、スライムがたくさんいる俺のテスト会場だ。


「ここは俺の修行を終えた場所だ。ここにはオークより強いモンスターがでる。ここで実践するぞ」

「そーなのか。楽しそうじゃねーか」

 そう言ってドラゴは入口へと向かった。


 中に入ると相変わらず薄暗い道が続いていた。

「暗いですね……」

 おっとこれは? もしかしてマナ暗いの苦手?


 マナの弱点を見つけて少し嬉しい俺がいた。ニヤニヤしないように顔を作っていると、


 ぐちょぐちょ


 聞き覚えのある音がした。

 来たな、あの、雑魚キャラが!

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