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15 白熱?のリザードマン戦

 俺とぶつかり吹き飛ばされたリザードマンがこちらに向かって走ってくる。


 リザードマンって二足歩行なんだな。


 そんなこと思っていると


 キュアァァァ


「おっと」

 俺の倍くらいあるリザードマンが腹を目掛けて槍を突き出した。成長した俺の反射神経なめんなよ。


 俺は体をひらりと動かし攻撃を避けた。


「次は俺の番だぜ」

 俺はナイフを握りしめリザードマンを切りつける。


「硬っ!」

 さっきまでスライムを狩っていたせいでリザードマンがかなり固く感じた。それもそうだ。龍と同じ種族なんだからな。

リザードマンの体は鱗で覆われていた。

その鱗に弾かれ飛ばされる俺。


 でもこんなんで怯んではいられない。

「すまないがお前の攻撃ターンはもうねぇよ!」


 俺はそう言ってリザードマンの周りを走り始める。

 リザードマンが驚いたように俺を目で追いかけるが追いついていないようだ。


「おらよっと!」

 リザードマンの後ろからうなじの辺りを切りつけた。


「よしっ!刺さった!」

 よく見ると鱗がない場所がある。そこならダメージが入るぞ。うなじもそのひとつだ。


 俺は手足を止めることなくリザードマンを切り続けた。


 ほっ!


 はっ!


 よっと!


 3回切りつけると、


 キュア……


 あっさり倒れてしまった。もしかして俺強い?


 消滅したリザードマンが何かをドロップした。

 暗い緑色の少し輝いている。


「これが龍の鱗か」

 俺はそれを拾うと「帰るか」と呟き来た道を戻り始めた。

 これで晴れて合格だ!遂に龍と戦える……!

 マナとドラゴのところに戻れる!


 ワクワクしながらダンジョン内を戻っていると……

「あ……」


 スライムが合体し始めていた。

 そうだ……こいつらのこと忘れてた。


 そうして俺は一体のスライムゴーレムを倒したあと加速で出口まで走りました。


 ――――――――――――――――――――――


 ダンジョンを出るとおっさんとダボさんが立っていた。

「お!ライ!もう終わったのか!」


 俺は右手の親指を立ててグッドポーズをした。かなり走ったからかなりの高タイムだ。多分世界で一番だろう。


「おっさん。これが龍の鱗か?」

「ほっほっほっ。そうじゃよ。よくやったのう。ライ。お前はもう立派な龍狩人じゃ」


 立派な龍狩人……

 やった……やったよ!


 俺は感じたことの無い達成感と幸福感に包まれていた。

「でもおっさん。なんで龍の鱗なんか欲しかったんだ?」


 そう聞くとおっさんは微笑みながら、

「ほっほっほっ。明日には分かる事じゃよ」


 そう言って俺に背を向け「帰るぞ」と呟き歩き始めた。


 まぁ、いい! 俺は立派な龍狩人になったんだ!

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