2017/11/13_20:54:59
今回で2回目の小説投稿となりました。
この前は、初めての投稿で少しドキドキしていたけど、案外小説を書いていると書いてる自分も楽しくなってきたのでいいなと思いましたw
今回は第1章の1話目絶望の予兆でございます。
今回は自分の中でもなかなかの仕上がりだと思うので是非ご覧になってください。
第1章 1話 絶望の予兆
俺の名前は冴島 拓人《さえじま たくと》、山川高校に通っている高校2年生である。
勉強もスポーツも平凡で、特にこれと言った特技もない上に、趣味もない。おまけに、部活動にも入っていないので、ただの帰宅部である。
しかも、住んでいるところは島の北側にあるド田舎と来たものだ。村にはネットも通っていない上に、家の周りは田んぼだらけで、公共の娯楽施設や、飲食店、ショッピングモールなども一切ない!
もうすでに高校の薔薇色生活の半分以上を無駄にしてしまっているこの俺に、国語の高橋先生が
「冴島!国語の教科書P.125走れメロスを第一段落から読んで見ろ!」
「は、はい!!」俺は勢いよく立ったものの、その日は国語の教科書を忘れてしまっていたのだ。
(やっべぇ!どーしよう!!)と、心の中で冷や汗を流しながら焦っていた俺に、隣の席に座っている女子生徒、朝比奈 蒼依《あさひな あおい》が
「んっ」と、俺に向かって教科書を差し出してきた。「ありがとう蒼依」と、俺が言うと蒼依はこくりと頷いた。
そして、国語の時間が終わり休み時間になると「いやー、いつも悪いな蒼依!あの時は助かった」と、拓人が言うと、蒼依は膨れた様子で「何があの時は助かったよ!あんたってほんっとに昔からおっちょこちょいよね!」「何だよ!悪いかよ!」と、2人で小学生レベルの口論を始めた。
2人は昔からの知り合いで、生まれた時から家も隣同士で、幼稚園から、小学校、中学校、そして高校と今までずっと一緒だったのである。これは、いわゆる「幼なじみ」
幼なじみと、言うやつだ。
すると、前の席から「お前らってほんっとに仲がいいよな笑」と、2人の中学時代からの親友である築部 智《つくべ さとし》が言ってきた。
すると、拓人が「おい、智!俺達は決して仲は良くないぞ」と、反論すると、蒼依も便乗して、そーだ!そーだ!と、反論している。
すると、また智が「いやいやー、喧嘩するほど仲がよいっていうじゃん」と、智が含み笑いで言うと、2人ともヴッと押し黙った。
そう3人はいつも通りの何気ない会話をしていると、ふと空がだんだん薄暗く曇っていった。
すると、それに気づいた智が「あれ?まだ昼の1時過ぎなのに何でこんなに暗いんだ?」と言うと、急に島全体のどこからでも見えるように、島の上空に巨大なスクリーンが、写し出された。するとみんなが、何だ何だとざわつき始めると、スクリーンから奇妙で、不気味な高笑いが島全体に響き始めた。
今回僕の2回目の投稿を読んで頂きありがとうございました。
いかがでしたか?いよいよ本格的に、僕らの学園戦争が始動し始めましたねw今回は自分の中でもなかなかの自信作なので、是非読んで頂けるとありがたいです。
しかし、まだ始めたばかりなので、至らない部分もあるかもしれませんが、応援してくれたら、僕の力にもなるので嬉しいです。