恋息患いという溜息
どうも初めまして藤航です。
初めての作品投稿になりますがお手柔らかに見てくださると幸いです。
「好きな子がなんでもしていいって言ってるんだよ?」
そう言葉をかけてきたのは神楽 彩栄僕の一個上の先輩である。
僕はこの言葉を今でも忘れない今日僕はこの子と一緒に散歩行って雨が降ってきたから見送りに行ったのに家に連れられてた。
「えぇー・・・と」
言葉に詰まった。だって
「彼氏いるんですよね?僕は一番がいいですよ」
「でも・・・好きな人になんでもしていいよって言ってるんだよ?」
埒が明かなかった。でも僕はガクガク震えてた。怖かった。
「えぇ・・・いやぁ・・・」
そういったが僕は馬乗りされて深いキスをされる
その時に目を覚ます
夢だったようだ
「最悪な夢見せんな・・・」
昔の出来事が夢に出てくるなんてよくある話らしいだけど始業式当日に見るなんてなあり得ないよ・・・
そんなことを抜かしてたら朝ごはんの時間になってた
「朝ごはん作るかぁ」
菊崎 颯今日から高校二年生である。好きなものはサンドイッチ。サンドイッチが好きだけど朝ごはんはご飯派である。だが時間がないからピザパンを作る。
目覚めの悪い朝故に遅めに起きてしまった。いつもなら7時起きなのに今は8時起きだとても遅いと思う。
ピザパンを作るときは少し手を加える。チーズは多めにするし、ピザソースは必須だし、何より一押しの缶詰の肉を入れ、ピーマンは少し入れてからトースターに入れる。これが僕のピザトースト
なんてそんなこと言ってる場合じゃないよな
さっさとピザパンを食べて外に出る。
「まもなく1番フォーム新札幌行きが到着いたします。ご注意ください」
そういうと目の前で電車が止まる。僕は荷を重くして乗る。今日は席が空いてたから座ろう。
「次は大通。大通です。降り口はは左側です。」
この駅が僕の学校の最寄り駅である。僕は降り、そそくさと学校に向かう。
颯はクラス発表の紙を見る。
ずらっと見てると見慣れない名前があり、見つめていると
「よっ!颯!」
振り返ると一人の男子が見える。声をかけたのは水無月 夏基だ彼は同じ高校で友達になり今やすっかり親友になってる
「夏基か・・・お前さまた同じクラスなのか」
「よかったな!また同じクラスでさ!・・・あぁーでもさ・・・」
そういうと夏基はとある名前のほうを指さす
「あぁー・・・まじかよ?」
その名前が七夕 千仁だ夏基の彼女であるがヒステリックや被害妄想が少し激しいタイプの女子だ。二人はこの千仁のことをよく知ってるが故に頭を抱えてる。つまりは千仁と夏基、颯が同じクラスになるわけだ。
「こりゃ・・・1年間少しめんどくさくなるな・・・」
「まぁ何とかなるとは思いたいけどさぁ・・・少し不安だよなぁ・・・それこそさ恋息患いにまたなったらやばいじゃん」
恋息患いという単語に少しビクッとする
「・・・確かにな」
この颯も恋息患いに掛かったことはある。
恋息患いとは恋心によって生み出せれる届かぬ思い、恋によるため息が発動する条件。
でもそのため息はとても危険で恋息患いになってしまうと無条件で自分の好きな人に対して自分の本性、好きな人に対して一番やりたいことをやりたくなってしまう現象に陥ってしまう。一見すると普通だと見えるがここからが一番怖いところである。
恋息患いは発動してしまったら心臓が何かしらの病みたいに直接的な損傷や問題はないのに痛く感じ、人によっては自殺にまで追い込まれる。
ある噂では患ってしまったら付き合えるまでその痛みが定期的に起きてしまい、失恋をしまったら、吹っ切れるまでその痛みが定期的に続く、恋息患いによって心が傷ついたらその傷ついた分恋息患いによって痛みが増すらしい。
颯は吹っ切りたから今はかかっていないがまた発症する可能性はある
「まぁとりあえず1年間よろしくな颯!」
そういうとグータッチをしお互いに席に着く。
見慣れない名前がどうにも頭から離れずにいるとホームルームになってた
「席に着けよお前らぁ」
担任の先生がそう言うと名簿を取り出し一人ずつ出席をとっていく。
「七夕千仁」
「はい」
そういった後颯のほうを睨みついてきた。
『なんだよ・・・まじ』
彼女は颯のことがあまり好きじゃないらしい。夏基を取られるんじゃないかと勘違いしてると思われる。
そんなこんなで出席を取り終えた。そしたら
「まぁ知っている人はいるかもしれないがこの春から新しい生徒が来る。入っていいよ」
そういうと長髪の黒髪で背が女子の平均にしては少しデカく、近所のお姉さんに近いようなオーラを放っている
「転校生の卯月 永愛です!道東から来ました。よろしくお願いします」
男子は歓喜し、女子は少しうらやましそうな眼をする。
千仁は夏基のほうを見て色目になってないか確認し、夏基は興味なさそうに振る舞っている。
颯は本当に興味を示さず窓ばっかり見てる。
「少し時間あるから質問タイムしようか誰かあるか?」
そういうと一人の男子が手を挙げる
「はい!永愛さんは彼氏いるんですか?!」
そんなばからしい質問して空気が凍った気がする
「彼氏はいないですよ(笑)」
彼女の言葉に救われ空気は一気に熱を帯びてく。
そして永愛は颯とは離れてた席に座る。
なんやかんやで昼休みになった。夏基は千仁に連行されたようだ。
屋上に向かう・・・なんて。ここは屋上が空いてないだから食堂でいつも食べる
「食堂は落ち着くなぁ・・・」
そういってたらとある人が目に入る。
「颯?・・・こんにちわ!」
そう声をかけてきたのは今朝夢に出てきた神楽彩栄だ。
「あっ・・・どうも」
今朝の夢のせいか少しぎこちなくなってしまい、気まずい雰囲気にしてしまう
「あっ・・・彼氏呼んでるからまたね」
そういうと彼氏、基如月 麗空のもとに行く
「チっ・・・」
麗空が舌打ちをしてきた。いつものことだから仕方ない。
颯は麗空から嫌われてる。まぁ当たり前である。あの事実があるから仕方ないと思う。
「はぁ・・・」
朝の目覚めも悪く、昼は夢に出てきた本人が現れ、挙句の果てにその彼氏から舌打ちされる始末。
「始業式から最悪の日になりそうだな・・・」
午後はそんな思い授業はなくそのまんま放課後になった。って言ってももう17時に差し掛かる時間帯になってしまう。
『夏基来るまで暇だなぁ・・・教室で待ってるか』
そう心の中で決めると自分の席に座り突っ伏する。
・・・とその時だ
ガラガラ
教室の扉が開く音がする。
「永愛ちゃんそうなんだーこのドラマ好きなんだ!」
クラスメイトの女子と永愛が教室に入ってきた
「そうなんだよね(笑)」
他愛もない話をしてたらしい。颯はそんなん関係ないと言わんばかりに無視をする
「げっ・・・颯・・・」
そうクラスメイトの女子が言うと・・・
「ねぇねぇ・・・君菊崎颯君だよね?・・・」
「えっ?はっ?えっ?」
颯はとっさに顔を上げる。いきなり話しかけられ困惑してしまう。
「えぇーっと・・・僕のこと言ってます?・・・」
恐る恐る質問をする。まるで蛇に睨まれたカエルのように声色が震える
「何言ってんの?君に話しかけてるんだよ?(笑)」
そう笑った・・・あの時トンデモ質問された返しの時のように・・・
「まぁ・・・はい僕が菊崎颯です・・・」
颯は言う・・・あの時ガクガク震えてた彩栄ぼ家に連れられた時のように震えてしまう。
「ハァ・・・そう」
永愛は溜息を吐いた。4月の北海道の気温は低い。吐いた息は少し白く何かに見えたが消える。
「私は卯月永愛だよ!連絡先交換しない?」
そういうと永愛のスマホの連絡先が表示される




