ボク
僕が1番辛い時に書いた文章です。自分と照らし合わせながら書きました。僕はいろんな人に「辛いのは自分だけじゃない」ことを知ってもらいたくて小説を書こうと思いました。まだまだ初心者で、できてない部分も色々あると思います。アドバイスや出来てないところなど、ぜひ教えてください。
普通。それがボクの生活のモットー。一般の普通とはちょっと違う。誰ともトラブルを起こさず、平和に過ごす。これがボクの生活だ。そんな普通がある日を境に変わっていく。
ボクは中学一年生。趣味は一人で音楽を聴くこと。音楽とはいってもみんなが聞くような曲ではなく、古い曲やジャズなど様々な部類の曲を聴くのが好きだ。だから学校で音楽の話はしない。昔の曲の話をしたところで、浮くだけだからだ。小学校の頃は、趣味の合う友達はいたが、受験して他の中学校に行ってしまった。ボクは周りに嫌われることが嫌いだ。だからみんなに合わせる。話し方も、話す内容も、遊ぶ内容も、全部みんなに合わせる。自分勝手だと思われたくないからだ。本当のことを言うと、みんなに合わせるのは辛い。自分のやりたくないこともやらなくちゃならないからだ。でも嫌われる方がボクは怖いからやるしかない。そんな悩みを抱えていたある日のこと。学校に行くと、ボクは突然蹴られた。ボクは突然すぎて困惑していた。困惑しているボクに友達は「ごめん、わざとじゃないからいいよね?」と言ってきた。ボクは反抗したくなかったため、「大丈夫だよ」と答えてしまった。その時は気づいていなかった。ボクが『いじめ』の標的になったことに。ボクはそれから毎日学校に行くたびに蹴られたし殴られた。すごく辛かった。反抗できない自分が悔しくてしょうがなかった。でも学校の『ボク』はとても反抗できるような性格じゃなかった。ボクは他の家に比べて家族との仲が良かった。家に帰れば家族が笑顔で『僕』を迎えてくれる。僕はそれが嬉しくて、その関係を崩したくなかった。だから両親にはいじめられていることが言えなかった。なので一人で悩む時間が増えていった。でも悩めば悩むほどに学校に行くことが怖くなる。怖くてとうとう学校に行けなくなってしまった。でも学校に行けてない僕を家族に見せるのが申し訳なくて自分の部屋に篭るようになった。そうして自分の部屋に篭って泣いていたある日のこと。誰かの声が聞こえた。部屋には『自分』だけ。外も見てみたが朝早いためだれもいない。もう一度声が聞こえた。今度ははっきり聞こえた。「椅子を見て」そう聞こえた気がする。椅子を見てみると、うっすら何かが見えた。目を擦ってもう一度よく見てみるとそこには僕と全く同じ見た目をした人が自分の椅子に座っている。何回も見直したが、何回見ても僕にそっくり。彼は自分のことをαと名乗った。かっこいいい名前だなと思ったがそんなことはどうでもいい。αは詳細は教えてくれなかったけど趣味も全く同じで喋っていてとても楽しかった。ずっと一人で寂しかった『自分』はαと一緒に生活することにした。αとはとても気があったし、一緒に生活するにつれ『僕』の初めての親友になった。
僕はまだ中学生。そんな中学生の悩みを共感してくれたら嬉しいです。
アドバイスやダメな部分を見つけたいので教えてください!