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【60万PV感謝】大魔女ディケーの異世界百合な日々!~元アラサーの私が転生先で美女達からグイグイ迫られる件~  作者: 漁業フリーダム
第9部-4 魔女と勇者少女、ついに邂逅!

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第528話 フライデー&センテンススプリングの予感!? すっぱ抜かれた女教師ディケーの秘密!

「ま、マスター……初日の特別講義はどうでしたか?

 みなさん、いい子達ばかりですから、大丈夫だとは思いますが……マスターも教え方がお上手ですし……」

「ええ、もちろんバッチリよ、ソロアちゃん!」




 ーーーお昼休み。

 午前の講義を終えた私は、中庭でレジャーシートを広げ、ソロアちゃんと一緒に自宅から持ってきた、お弁当を食べていた。

 まあ、魔術学校の学食にも興味があったんだけれど……まずは、キンドラーで先んじて非常勤講師をやってるソロアちゃんと、情報を共有しておきたくて……ね。今日は天気もいいし、日差しも暖かいもの。




「やっぱり、才能の原石が集う場所よね。

 差異はあるけど、可能性の塊みたいな子ばかりでさ。

 子供にしては、みんな魔力オーラがよく洗練されてたわ」




 バスケットから巨猪ジャイアントボアのシシ肉サンドをひょいと取り出して、もぐもぐと頬張りながら隣のソロアちゃんに視線を移すと。




「で、ですよね……。

 ハルバード公爵家のマリー夫人の母校でもありますし……おのずと才能のある子が集まりやすいのかもしれません」




 ソロアちゃんはブランディル産のスノーマスカットのクリームサンドを頬張りつつ、私に目線を向けて、同意してくれた。

 ん、にしても今日のお弁当、我ながら改心の出来ね! もう十年近く冒険者として活動してるけど、少しでも節約したくて、お昼はお弁当持参のディケーさんなのです(ナタリア様のお屋敷詰めの日は、お屋敷でお昼をご馳走になるけど……)。




「そう言えば……ソロアちゃんはキンドラーが母校じゃないの?」

「あ……。

 わ、私は首都のガイガーン国立大附属魔術学校の出でして……高等部を卒業した後、その数年後に大学も出ました……うへへ」

「へえ、そうだったのね!」




 そう言ってソロアちゃんは、頭から生えた猫耳を左右にピョコピョコと動かして、クリームサンドを頬張りながら恥ずかしそうに、はにかんで見せてくれた。

 うーん、さすがソロアちゃん……。

 飛び級で大卒、更には魔術協会初の十代前半の大導師グランドマスターに選ばれただけあるわあ……。




「(今更ながら、そんなすごい子を従者にしちゃった私って……言わば、アーメリア公国のVIPの一人よね、普段忘れがちだけど……)」




 見た目がずっと出会った頃のままだから、私も失念してたけど……ソロアちゃんも今年で23歳、もう大導師の座から退いて十年近く経つのに、未だに強いネームバリューの持ち主なのよね……。

 試しにさっきの講義で中等部の子達に「誰か、目標にしている魔術師はいる?」って質問したら、ハルバード公爵家のマリー様に混じって、ソロアちゃんの名前もちらほらと挙がってたくらいだし……いやあ、私もライアとユティに憧れてもらえるような大魔女にならなきゃだし、見習わなきゃね!




「キンドラーは郊外に建てられているのと、比較的裕福な家の出の生徒が多いコトからも、やや自由な校風ですね……。

 ガイガーンは公族方も通う首都校だけあって、ちょっと厳格な雰囲気でした……」

「あー、その辺りはやっぱり各校の特色が出るんだ……」




 マリー様の規則にとらわれない臨機応変なフリーダムな性格も、このキンドラーでつちかわれたのだとしたら、納得ねえ……部隊を指揮する立場の人間であれば、柔軟性は大事だわ。

 ソロアちゃんも普段は人見知りな性格だけど、決める時はちゃんと決めて、仕事人って感じだし(デルハ大渓谷での異界のゲート事件の時とか)。

 閑話休題。




「放課後、ライアとユティの顔をちょっと見てから帰ろうと思うの。

 ソロアちゃんも職員会議とか何もなければ、そのあと一緒に帰る?」

「あ、はい……。

 今日の放課後は特に何もなかったと思います……」

「決まりね。あーーー」




 放課後に一緒に帰ろうかとソロアちゃんに提案し、同意したソロアちゃんが顔をこちらに向けた、その刹那。




「口元、クリーム付いてるわよ、ソロアちゃん♪」




 ソロアちゃんの口に、食べかけのマスカットクリームサンドのクリームが付いてるのが見えたものだから。

 私は家の中でいつもやっているように、自然と指先を伸ばしてーーー




 ペロッ




 ソロアちゃんの口元のクリームを指で拭い、そのまま自分の口へ運び、ペロリと舐め上げたのだった。

 見せつけるように、舌先を指に伸ばして、ゆ〜っくりと……ね。





「ま、マスター……」

「ふふ、まだ昼休みは十分にあるんだから、ゆっくり食べなきゃ……ね、ソロア」

「は、はい……あ、ありがとうございます……」





 うんうん、照れ照れしながら私の指先を見つめるソロアちゃんの、まあ可愛いこと!

 ……昼間だけど何だかムラムラして来たし、家に帰ったら久々に"腰トントン"して、可愛く喘がせてあげなきゃ(使命感)……。






****






「ぶ、部長、今の見ましたかっ!?」

「ええ……。

 どうやら、噂は本当だったようね。

 公女殿下お気に入りの越境騎士にして冒険者のディケー・スターレイム卿こそが、魔術協会の元大導師であるソロア先生の"秘密のマスター"っていう……あの親密ぶりは、赤の他人と言い切るのは無理でしょう」

「ですよねっ!

 あんなトロけた表情カオのソロア先生、初めてですよ!」

「ふふ、来週の学級新聞の一面を飾るスクープをついに手に入れたわ……。

 我がキンドラー魔術学校が誇る二大美少女、ライア・スターレイムとユティ・スターレイムの母、ディケー・スターレイム……その正体は長年謎とされていた、魔術協会の元大導師、ソロア・ボッチチェリのマスター!

 これは我が校のみならず、政界や魔術師業界をにぎわすコト、間違いなしね……!!」






 ディケーの預かり知らぬトコロで、キンドラー魔術学校新聞部による、フライデー&センテンススプリングな事案発生の予感……!?

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