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【60万PV感謝】大魔女ディケーの異世界百合な日々!~元アラサーの私が転生先で美女達からグイグイ迫られる件~  作者: 漁業フリーダム
第9部-2 噂のやり手な女領主、その名はディケー!?

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第505話 炎魔将アグバログの置き土産!?

「(な、な、何で……!?

 どうしてレジェグラの主人公のステラちゃんが、キンドラー魔術学校に居るの……!?

 い、今はお母さんと一緒に首都に住んでて、騎士学校に通ってるんじゃないの!?)」




 ーーー風雲急を告げる展開!

 私が二年前までアーメリア公国の首都トワシンに近づくのを忌避していた最大の要因……それはレジェグラーーーレジェンドオブグランディアの主人公に、うっかり遭遇してしまわないようにするためだった。

 幸い、この二年間は遭遇せずに済んでいたけれど……よ、よもや、首都じゃなくて、よりにもよって、私の娘達の通うキンドラー魔術学校に編入していたなんて!




「(男主人公のアッシュ君か、女主人公のステラちゃん……この世界だと、果たしてどっちなんだろうって、ずっと思ってたけど……す、ステラちゃんの方だったかー!!!)」




 他のヒロイン達を差し置いて、いつも新規イラストのアクスタやらアクキーやらが公式通販やら企業コラボの度に発売されるくらい、ステラちゃんは大人気だったからね!

 中の人……って言うか、声優さんがフツーに歌が上手いのもあって、キャラソンなんかも何枚も発売されたりしてさ……。




「(しかもライアとユティと同い年だから、ステラちゃんも今現在14歳……うわあ、絶対メチャクチャ可愛いじゃないの、それ!)」




 ステラちゃん、本来なら今頃は首都の騎士学校に通ってたはずなのが……この時間軸だとキンドラー魔術学校の生徒なワケでしょ?

 えっ、キンドラーの制服姿のステラちゃんが、この世界に存在している……ってコト!?




「(そ、そんなの、レジェグラのキャラデザ担当の人ですら見たコトない、超激レアショットじゃん!!!)」




 ……や、やばい、メチャクチャ写真に撮りたい!

 現像した画像からアクスタとかポストカードとかオリジナルで作りたいですやんか!!

 他にもいっぱい……って、そうじゃなくてっ!

 ……ま、まずは、ステラちゃんに関しての情報が最優先事項だわ!!!





「そ、ソロアちゃん!

 そのステラちゃ……スターフォールさんに関する資料とか、持ち出せない!?

 私、その子に興味があるの、すっごく!!!」

「ひああぁあぁ……っ!?

 ま、ますたぁ、お、落ち着いてくださいぃいっ!?」





 ーーー気がつけば。

 私は身を乗り出して、ソロアちゃんの両肩をガッチリと掴んで、野外ロックフェスでノリに乗ってるロッカー並に、頭を前後に激しく揺さぶってしまっていた。




「ねっ、ソロアちゃんなら出来るわよねっ!? ねっ、ねっ!?」

「あばばばばばばばばばっ!?」




 私らしからぬ突然の発作的行動に、目を白黒させるソロアちゃん。

 しかして、




「む、むむっ、無理ですよぉ!?

 生徒さんの個人情報は学外に持ち出し禁止ですし……。

 そ、それに、いくら私の御主人様とはいえ……ま、マスターは学校の部外者ですし……」

「うっ……!?」




 そ、そうよね……冷静に考えれば、確かにその通りだわ。

 ……それにソロアちゃんに、そんなスパイみたいなコトさせられないもの。




「(急にあんなコト言い出して、慌てすぎでしょ、私……!)」




 ……出来ればソロアちゃんを通して、ステラちゃんのこれまでの経歴が知りたかったんだけど、断念せざるを得ない。




「ご、ごめんね、ソロアちゃん……。

 急に変なコト言っちゃって……」

「い、いえ……」




 ……でも、断片的な情報でもいいから何とかして、ステラちゃんが何故キンドラー魔術学校に編入して来たのか……それだけでも知っておきたい!




「(ディケーやライア、ユティの今後を左右する重要な情報……これだけは何としても!)」




 もしかしたら、この世界の今後の分岐点になりかねないモノだわ!

 ……私はソロアちゃんに、話せる範囲でいいからと前置きをして、ステラちゃんに関して何か他に見聞きしたコトはないかと、それとなく尋ねてみた。

 すると、




「ええと……。

 た、確か、おばあちゃんのお世話をするために、何年か前に首都からヴィーナ自治領に単身で引っ越して来た……と。

 そう言っていたような……」

「おばあちゃん?」




 ……そっか!

 そう言えば、ステラちゃん(とアッシュ君)には地方の村に住んでる、おばあちゃんが居たんだっけ!

 レジェグラの本編でも描写こそないけど、





『この前、おばあちゃんの家に久々に〜』

『これ、おばあちゃんが私に送ってくれた〜』

『おばあちゃんが言っていたーーー』(天を指差しながら)





 って、事あるごとにおばあちゃんの話をしていたっけ!

 えっ、ステラちゃんのおばあちゃんが重要なキーパーソンだったりするの……!?




「ま、マスターは覚えておられませんか?

 もう10年近く前になりますが……アーメリア全土で、大きな地鳴りがあったじゃないですか。

 そ、その時の揺れで、スターフォールさんのおばあちゃんのおうちも被災してしまったそうで……おばあちゃんのお世話をしている内に、騎士よりも魔術師として人助けがしたいと思うようになった……と、そう聞きました……」

「大きな地鳴り……?」




 10年近く前……アーメリア全土で……。

 ……ま、まさか!?






『……ユ、許サンゾ。

 コノ炎魔将ガ、コノママデ……オ、終ワレルモノカ……。

 コウナレバ、コノ大陸ゴト何モカモ燃ヤシ尽クシテヤル……!

 コ、今後二度ト、コノ地二住マウエルフ共モ、ソシテ魔女共モ、サ、栄エラレヌヨウニナァ……ッ!!!!』

『(ッ……高魔力反応ッ!!!!

 ま、まさか、自爆する気……!?)』






 わ、私が南の樹海で、炎魔将アグバログと戦った時……追い詰められて臨界状態になったアグバログが、大陸ごと自爆しようとした時に起こした……あ、あの時の地鳴りのコト……!?

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