表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【61万PV感謝】大魔女ディケーの異世界百合な日々!~元アラサーの私が転生先で美女達からグイグイ迫られる件~  作者: 漁業フリーダム
第9部-2 噂のやり手な女領主、その名はディケー!?

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

498/553

第498話 新米領主はつらいよ!? 水底の影を追え!

『にゃーお』

『ぐるにゃーん』

「なるほど……。

 ありがとう、みんな。参考になったわ」

『『『んにゃ〜お』』』




 漁村と言えば、漁のおこぼれの魚狙いで漁港に住み着いた猫!

 ……というワケで、港に着いた私は早速、地元の猫達に聞き込みを行っていた。

 ライア程じゃないけれど、私も動物とか幻創種の話してるコトが、何となく分かるのよね……。




「(某宅急便のジブリ映画だと、主人公の女の子が中盤くらいから相棒の黒猫の言葉がキキ……もとい、聞き取れなくなるけど……)」




 私はそんなコトなかったぜ!

 ……死に設定になりつつあったけど、まだ錆びついてなくて良かったー。




「……やっぱり猫達も、ここ最近の海の異変に気づいてたみたいね」

『普段よりも漁獲量が減ってるコトも知ってたもんね。

 やっぱり、海に何かおっきな魔物が居るのかな?』




 私のディケパイの谷間から、ひょっこりと顔を出したキラリちゃんが、スタスタと去り行く猫達の後ろ姿を眺めながら、そう呟いた。

 私も、キラリちゃんの意見に同意である。




「そうね……。

 そいつに次々と魚が食べられてしまった、あるいはそいつを恐れて、魚達が別の海域に移動してしまった……そんな感じなのかも」




 このままだと、漁師の人達にとっては死活問題になりかねない!

 だけど……




「今のところは海底におっきな影が見えた……くらいしか目撃例がないのがね……。

 ……でも、今はまだ魚だけで済んでいるけど、そのうち人間をエサにするかもしれないわ」

『だよね。

 そうなればもう、激突不可避だもんね』

「……そいつが村を襲撃しないとも限らないし……万一に備えて、すぐにも来られるよう港の倉庫の扉と我が家の納屋を空間接続の術式で繋いでおきましょう。

 念のため、ハルバード家から派遣された魔術師団の駐在さんにも、すぐに私のウィッチベルに連絡するよう、あとで言伝ことづてておかなきゃ……」

『おっ、そうだな。

 いやあ、ディケーも大変だねえ……』

「私がメアリ公女殿下やマリー様から任された領地だしね。

 私の領民には平穏な生活をしてもらわなきゃ」

「なるほどなー」




 漁村の皆さんが納めてくれている税金が私の副収入になってるワケですからね……漁獲量が減り続ければ、当然漁村の皆さんの収入は減るし……巡り巡って、困るのは私だし?

 ……放ってはおけない事態ですので!




『あ、そうこうしてる内に漁師の人達、漁から戻り始めたみたい。

 海の向こうに船がちらほら見え始めたよ』

「本当ね。

 港に戻って来たら、ちょっと話を聞いておきましょうか」




 そういうワケで、しばし港の潮風をキラリちゃんと感じながら、船の寄港を待つディケーさんなのでした。





****





「海に生息する魔物……ですか。

 そうですねえ、まあ色んな種類が居ますけども……」




 帰宅後。

 夕食の準備をする傍ら、同じく勤め先のブリーチェの大学付属図書館から戻ったキャルさんに、昼間の経緯を私は説明していた。

 初めてキャルさんとブリーチェで出会った時、魔導書グリモワールがおっきなタコに化けていたのを思い出して、キャルさんに海に居そうな魔物に心当たりはないか、聞いてみたのだった。




「村の子供達や漁師の人達は、普段は見られない"うずしお"が海にあった……と言っていたんですよね?」

「ええ。ね、キラリちゃん」

『そうそう』

「うずしお……。

 海流や潮の流れを操る魔物、もしくは幻創種……うーん」




 キャルさんはリビングのテーブルで腕組みしながら、考えあぐねている様子だった。




「あ、キャルさん……。

 お仕事から帰ったばっかりだし……そんな真面目に考えなくてもいいのよ?

 ちょっと聞いてみただけだから」




 本来は私の仕事なんだし、キャルさんにまで負担をかけるワケにはいかない。

 でも、キャルさんはにこやかに笑うと、




「いえ、大丈夫ですよ。

 ……私、これまでずっとディケーさんとは離れて暮らしていましたし、ネリさんやベルさん、ナタリア様のようにディケーさんに毎日会えてもいませんでしたから……少しでも、お役に立ちたいんです!」

「そ、そう?」

「はい!」




 キャルさんはそうやってクイッとメガネの位置を直し、ガッツポーズを見せてくれた。

 うぅ、頼もしい……。

 さすが、遠くブリーチェから我が家に同居しに来てくれただけあるわあ……。




「(キャルさんとは恋人でもあるけど、お友達でもあるから……)」




 これまで離れていた分、大事にしてあげたいな……。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ