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今年も奴が来た。

作者: ゼロ様

 

 皆さんに俺は期待されてるんだ(わかる)

 未来の俺様に俺は期待されてるんだ(超わかる)


 その期待を裏切るわけには行かないんだ。俺あろうものが一つのミスもしてたまるかよ。それを失くすのにどれだけの労力と時間が掛かるのか。


 想いはある。だがそれを行動にするだけの力はない。

 改めて。あの『舞台』に立っている奴等の異常さを痛感するよ。


【凛として咲く花の如く】

 俺が学生時代に練習していた神曲だ。

 特に、俺は高音が好きなんでね。


 10年前の僕が残した技術という遺産を引っ張り出し、再び俺はこの曲を練習していた。


 3週間ぐらいが経ったか?

 昔より上手く弾けるようになってきたと思う。


 この曲ばっかりやってるからな。歌も歌えてない。

 俺は集中するためにカフェインを取るんだけど、最近バターコーヒーにはまっていてね。

 この日は、休みでカフェインをぶち込み過ぎた。

 …ちょっと調子乗った。手首が痛いよ。 

 集中して練習できた愛すべき痛み。

 俺が俺様に昇華するための必要な痛み。



 食事にする理由もできた。

 今日はここらで切り上げよう。


 俺は椅子から立ち上がり冷蔵庫を眺めながら献立を考える。

 時間をピアノに費やし過ぎたので簡単なのにしなきゃいけないのが悔やまれるな。

 『食事』が栄養を取る行為になってしまう比重が高まってしまうか?

 どうだろう…、皆さんで判断してくれ。


 今日はこれだ。

 12万の炊飯器で炊いた玄米に、シャウエッセンのウインナー、かいわれ、スクランブルエッグ!(朝食ではない)


 かいわれには、醬油とマヨネーズをかけて食べる。これが、うめぇんだ!

 ウインナーとマスタードの組み合わせも俺は好きだ。


 俺のばあちゃんが言っていた。

 食事は、栄養を取る行為などではない。

 人生を豊かにする一つのイベントだよ。



 ごはんをもう一口よそうか…。

 そう思った俺はキッチンに向かおうとしたらベッドにくっついている『奴』…が目に入った。


 長い触角、細長くギザギザした手足、黒光りする体。


 その全てが俺に悪寒を誘う。



「ううおおおっっ!!???」


 目を見開いた。限界まで見開いた。今年初だからね。

 そういえば例の駆除グッズを買ってから一年。

 このボロ屋に来て一年。


 で、この季節。

 出るわけだ…。



 ううぅ…相変わらず気色悪いよ。こいつらを見ただけで本当に心臓に悪い。

 tっとと…とりあえずスプレー持ってるからこれで殺してやろう。


 俺は、カニ歩きでベッドの前を通り過ぎてスプレーを取ってきた。前回と同じように目を離した隙に消えたりしなくてよかった。



「喰らえ…。」


 俺はその強気な言葉とは反対に手を限界まで伸ばしつつ、上半身は限界まで後ろに置いていた。

 逃げる準備万全(笑)

 いやだって、マジで怖いんだよ。


 奴がいたのはベッドの端の方だったから噴霧したスプレーに反応を示し、その横にあったハンガーラックの冬服に飛び付いてのたうち回ってやがる…

 俺も悲鳴をあげた。


 『ぎやあああああ、、ふざけんなよ!!!』


 俺のお気に入りの部屋着が…。

 この服もう捨てたほうがいいのか一瞬考えたが、今それはどうでもいい。


 狙いが定まらないくらい動き回って、ハンガーラックの下のパソコンのルーターやら小物入れやらゴチャゴチャしているところに逃げ込みやがった。


 あぁ…怖い。

 例の如く俺は奴を見失ってしまうと怖すぎて立ち往生した。

 この状況になると、何が嫌だって「奴がいるかもしれない…」と思いながら探さなきゃいけないこと…。


(あ…とりあえず靴下履いとこ)

 万が一…万が一…ちゃんと身を守る為にね。


 ったく………ピアノの練習で疲れてるのになんで出んだよっ!!!

 (次の日、ストリートピアノで大失敗した(^^;)


 けど、今回勇気出すの早かった。

 そうだよ。奴を見失ってままじゃ眠れないからね。


 ハンガーラックに服が掛かり過ぎて、場所が特定できないから俺は足元を警戒しながら、一着ずつ服と服の間から覗いていった。



 めくる→いるかも!!?→いない

 めくる→いるかも!!?→いない

 めくる→いるかも!!?→いない



 …これはキツかった。

 何も考えなしに服を探すのとは全然違う。


 全部調べたがいなくなってやがる…。


 ベッドの下に逃げ込みやがったかもしれない。


 おいおい、どうすんだよ。

 今の俺の家は只でさえ狭いうえにフィギュアで埋め尽くされているから、ベッドを引っ張り出すのはキツいぞ…。


 もしかしたら、こいつと一夜を共に…なんて。いや、ふざけんなふざけんな!!

 そんなことして堪るかよ!!


 とか呑気に考えて立ち尽くしてたら、ハンガーラックの影から奴が出てきた。。


「!!?」


 てっきり髪の毛かと思ったら急にそれが動いてわかったよ。(恐怖)

 奴等の特徴的な触角。いつ見ても気持ち悪い…。


 ここだ。

 このタイミングだ。

 ここで仕留めるしかねぇ…。


 俺は恐る恐る近づいて…さっきと一緒だ。俺は、思いきり手を伸ばし上半身だけ後ろに仰け反る奇怪な姿勢をとった。


 やるしか…ねぇぇえ!!

 手に持ったスプレーのトリガーを無駄に全力で引いた。



 ジタバタジタバタジタバタジタバタジタバタジタバタジタバタジタバタジタバタジタバタジタバタジタバタジタバタジタバタジタバタジタバタジタバタジタバタジタバタジタバタジタバタジタバタジタバタジタバタ(>_<)(>_<)




 あぁ…(-_-メ)

 逃がしたか…。冷静に考えれば後ろに逃げ場はある。

 そりゃあ逃げられるだろう。

 クソぅ…。俺が冷静でいられれば…。


 とか考えてたら奴がひっくり返ってた!!

 びっくりした…ハアッハアッ…。


 パソコンのルーターもプラスチックの黒色だったから気付かなかったぜ汗


 仕留めていた。でも、死んだふり作戦かもしれなかったから俺はスプレーをかけてみたけど、どうもそうではないらしい。風圧で動いたのを見て生きてるのかと思ってしまったよ(^^;


 このクソマンションには毎日ゴミを出していい小部屋が存在するんだけど、そこが原因だと思っている。

 冬なのに寒そうな格好でいるおばさん、煙草を咥えながら共用部歩くクソジジイ、生活保護もらってそうな奴。

 全く参る。

 こいつらに限って毎日遠慮なくゴミ出しそうだし…。そりゃ俺もこの日だけは利用させてもらったが…。



 結局俺は今回も小説(ネタ)にしてしまった。


 俺がお世話になってる会社の小娘が会うたびに俺に聞いてくるんだ。


「なんか面白いことありました?」


 流石の俺も毎回、面白い話は持ってないんだけれども、小娘は面白いようでよく笑ってくれる。


 でも、次は自信あるわ。

 皆さんも声に出して俺に聞いてほしい。




「なんか面白いことありました?」



「あるよ。ゴキブリが出た。」(^^)


『世界』https://twitter.com/zeromenuetto


如何だっただろう?


『ブックマーク』と広告下の【☆☆☆☆☆】を【★★★★★】にしてくれれば、広がりやすい。

評価ボタンは俺のモチベーションに繋がる。


俺がより感情的になれる。

それを、より論理的に伝えられるんだ。


是非、押していってくれ!!



最後まで読んでくれてありがとさん!!!


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