のどかな日常
一応R15に指定させていただきました。
「きゃあー」
子どもたちの叫ぶ声が遠のいていく中で一人の少年が木漏れ日の下で本を読んでいた。
「うるせぇな。本が読めねーじゃんか」
この少年の名はメイル・ノーフィス。孤児院に
住んでいる12歳の少年だ。
「うるせぇな、じゃないわよ。なに本読んでるの?ちび達の面倒くらい見なさいよメル。」
そう言われてメルは、面倒くさそうに立ち上が
り逃げた…そう、逃げたのであった。
「どこいくのよ!」
後ろでさっきの女の子のノイカが叫んでいた。
「いつものところだよ。ちび達の面倒はお前が見ろ。」
「はぁーーーー!」
今日も一日、のどかな日々が始まろうとしていた。
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「なんで俺が他人の面倒見なきゃいけねぇんだよ。そう思うよなユウ。」
「そうかなぁ〜。だってメルってもう12歳で、孤児院では最年長なんでしょ。あと、メルは孤児院で暮らしてるんだから子供達の面倒は見ないといけないと思うよ。」
「なんだよユウ……お前ってなんか変わらないな。」
怒っている感じのメルだが、ユウは彼にとってかけがえのない幼馴染みだったのだ。
「そういえば、お前最近ここに来ないがどうしたんだよ。」
ここというのはこの遺跡のことである。町から少し離れたところにあるこの遺跡は、めったに人が来ることがないため、メルはよくここに来ていた。
「あぁ。色々と用事があってな。」
「なんだよその用事ってのは。」
少し俯きながらユウは言った。
「それはちょっと……」
「なんだよ。俺に言えねぇのかよ。」
メルの態度は段々と悪くなっていく。なぜなら、今までにユウがメルに対して何かを隠そうとしたことは、なかったからだ。
「そんなに、俺に話したくない事のか。そうなんだろ。」
ユウは困惑し。
「そういう訳じゃないんだよ……。」
「じゃ、言ってみろよ!」
「これはメルのためなんだ!」
そしてユウは、走り去ってしまった。
「俺のためってなんだよ…。」
拙い文章でここまで読んで下さり、ありがとうございます。
これからも定期的に更新していきたいと思うのでよろしくお願いします。