第21話 本物と偽物
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ユナ達一行が落ちた先は金色の装飾、そして可愛らしいぬいぐるみ、ソファーハートの枕など女の子らしき部屋の一室であった。
この異様な風景にユナは戸惑っていた。
「ここはどこ?ラージとアルマは?」
そう言って私はあたりを見渡したが、誰もいない。
部屋は個室でドアが左右2つある。
ここでじっとしていても時間が過ぎていくばかりなので私はあたりを散策してみることにした。
そうして私は右側にあるドアを開けた。
すると、目に映った光景は先程と似たり寄ったりの部屋であり、そこにはピンク色のベッド、勉強机の上みたいな物があった。
「どういうことなの?」
私はそう言って頭を抱えた。いつもシャルにばっか頼っていた自分の無力さを呪った。
そして部屋を進んでいくが同じような部屋ばかりであった。そうして歩いていると、足に何か触られた感触がした。
ハッとして下を見ても何もいなかった。
徐々に変わらない光景が怖くなっていき、部屋にある
ソファーに倒れ込み、
「誰か助けて…」
と消えそうなくらいの声で言った。
アルマはユナと同じように変わらぬ部屋の光景に頭を抱えていた。
「これじゃまるで迷路じゃないか」
と私は途方に暮れた時、近くで足音がし後ろを振り向くとそこにはユナがいた。そしてハーハーと息を切らしながら、私の方に不自然にもたれかかった。
「アルマ、やっと見つけた。」
そう言ってた私ににこりと微笑む。
私はなぜかユナのはずなのに、安心出来なかった。
「私も困ってた。」
そう言って、作り笑いを浮かべた。
「迷路みたいじゃない?」
何か違うと私は感じた。でも、どうしようもない感覚に囚われていた。
「ああ…」
私はユナの言葉をぷっきらぼうに返した。
考えごとをしている時何か足を触られた気がしたが、
そこには誰もいなかった。
そしてわたしはユナと合流することが出来た。
ピンク色のベッドの上でラージは寝っかろがっていた。
「だり〜、なんだよこの部屋。どこ行っても同じだしよ。」
ラージは腕を頭の後ろで組みながらそう言った。
その時、部屋のドアが開いた。俺はとっさに身構えたが、そこに立って居たのはアルマであった。
「お主、そこで何をしておる。早く合流しなければならないのだぞ。」
「ああ、すまんすまん。」
俺は申し訳なさそうには言った。アルマがいるからなんとかなるだろと俺は思い、そのまま立ち、アルマと共に歩みを進めた。
ドアを開けるとき、足元を触れた気がしたが、気のせいだろと思いそのまま歩みを進めた。
ユナはソファーに倒れ込み嘆いていると、ラージが現れたので、ホッとし抱きついた。
「良かったー。ラージがいたら私はもう安心だ。」
「何でだよ!」
と笑い合いながら言った。そして私はラージと合流出来たわけだが、この時何か違和感を感じた。
抱きついた時、匂いが違った…?
匂いなんて気のせいかと思い私は気にせずラージがいる方へ歩みを進めた。その歩みは不思議なことに全く迷いがなかった。
「ラージ、道わかるの?」
「イマイチ分からないが…適当に進んでいれば着くだろう。」
そうして歩いていると、大広間に出た。
他の2つのドアが開く音がした。
「1つは、アルマだとしても、もう1つは?」
私はそう思い身構えたが、ドアを開けて現れたのはもう一人の私とラージ、アルマが2人?
アルマとラージと私が2人もいる?
そうして誰かが偽物となるわけだが、
「私がユナ!本物よ」
と私は口火を切った。
でももう1人の私が
「私がユナよ、信じて皆んな」
と言い張る。誰か本物の仲間か分からない。どうすれば…
私はシャルならどうするか必死に考えるが思い浮かばない。
「どうすれば?」
私は必死に考え、一旦情報を整理しようと考えた。
今信じられるのは自分だけ。
もう1人の私は確実な偽物。アルマとラージどれが本物のか。
私は【変身】スキルなら記憶まで引き継がないだろと安易な考えを、思いつき質問した。
「私達の中で【万物創造】スキルを使えるのは?」
と言った瞬間、
「シャル、シャルク!」
と一斉に声が上がった。ほぼ同じタイミングであり、この様子だと記憶までついでいる。
「じゃあどうすれば…?あなたならなんて考える…?
」
私はそう言って唇を噛み締めた。
今回はユナがメインということでやらせて頂きました。これからどうやってユナは相手を見分けるのか?




