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(旧)こっそり守る苦労人  作者: ルド
第2章 苦労人と球技大会 上
24/64

面倒な会議 前編

人の特徴ってどうも難しいです。

上手くいきません・・・

12月31日:全体の会話部分の改行修正を加えました。

零の教室


「プッハはははは!!マジかよ!?生徒会の助っ人って!?」

「うっせー、武」


生徒会の女子メンバー(沙耶さんを抜いた)に説得?されてしまい、その後喫茶店で柊さんと転校生にからかわれた(転校生には、お仕置きを済み)次の日、学校に到着した俺は、いつものメンツにもからかわれていた。



「びっくりです。」

「そうだね・・・・大変だったみたいだね?」

「・・・まぁな」


藤堂もビックリか、まぁ引き受けた俺自身が一番ビックリしてるが、あと桜井・・・そのとおりです・・・



「ヌ、ヌ、ヌ!」


うわっ!美希が凄い目で唸ってます。


「そんな不機嫌な顔すんなよ美希」

「じゃ、じゃがの〜」


さっきまで爆笑してた武が悪いと思ったのか、助け舟を出してくれた。


「こいつだって、色々あったんだって・・・タブンな」

「ボクもそう思うな〜たぶん断れない状況、だっ・た・ん・だ・よ・ね・?」

「私もそう思います。泉さんは優しいですから、きっと生徒会の人たちが困ってて見過ごせなかったなのですよ。」


お〜!お優しいです!藤堂さま〜!・・・けど少し心がイタイです。断ろうした手前

・・・残りの二人に関しては、あんまり感謝したくねー・・・たぶんって!


特に桜井さん?怖いよ!最後の部分が!




桜井の言葉、昨日の事がフラッシュバックしそうになるのを堪え、美希の説得を行う。


「頼むよ美希、いい加減機嫌なおしてくれって、」

「う、うむ〜仕方ないの・・・わかったのじゃ!この件について、文句は言わん

「サンキュー」


感謝です感謝

美希が機嫌なおしてくれて良かった。

ヘタするとしばらくの間、クラスでアウェイな立場に立たされるからな、主に女子軍から・・・ブルッ!・・


想像すると・・・震えが

本人にはぜったい言わないが美希は、このクラスのマスコット的な立ち位置だから・・・泣かすといのちはない



「しかし、おぬしも面倒な事に巻き込まれたの」

「自覚してる、だが他に選択肢がなかった・・・・あの場にな」

「まぁそうだろうな。あの会長さんに姉貴の『二大女神』に会計の『姐さん』書記の『神童』とオレのところ(部活会)の副委員長『剛王』だろ?・・・・無茶苦茶だろ・・あの生徒会(化け物集団)



俺の言葉に賛同する武

と言うか武よ?自分の姉を化け物扱いするのはどうかな?

バレたら命はないぞ?・・・・今度言おうかな? ・・・・・やめとこうさすがに可哀想だ


つうか前から思ってたけど、この学校二つ名多くね?

さっきから二つ名連呼してる武にもあるし(本人は割と気入ってるらしいから言わんがな)

クラスのいつものメンバーにもあるしよ・・・何故か俺にもいつの間にか・・・・・まぁそこらへんの話はいずれとして



そういえば、化け物集団と言えば、


「お前が入ってる部活会も似た様なもんだろ?」

「あんな魔の巣窟みたいなところと一緒にするな」


そうだろうか?

部活会もそうだが、風紀委員会も化け物集団みたいなもんだろう?

・・・ま、他の処のも似た様なもんだが



「しかしよ〜この学校って何であんな超人なやつばっかなのかね〜?」

「知らんそんなもん」


分かるわけないだろう?





「ハァ〜・・・そいやよ〜白石の奴はどうしたんだ?見かけないが」



うん?何言ってんだこいつは?

他のみんなも俺みたいに変な奴でも見るかの様に武へ視線を移す。


「えっ・・何だよみんなしてよ?零?」

「いや知らんのか?あいつ今日休みだぞ?」

「え?」

「佳奈さんでしたら、今朝メールがきましたよ?

何でも家の用事だそうです。」

「うぬワシもきたのじゃ。」

「ボクも」

「俺もメールがきたぞ?」


「あ、あれ、何か、オレだけ、知らされてないのか?

というかオレ以外全員アドレス、教えて貰ってるのか?」

「あー・・・だろうな」


教師が来るまで武は号泣した。

その間、教室のみんなから、キモがられた。



********

昼の時間


「ん?零確か今日って、球技大会の説明会で関係者は、集まるんじゃなかたっけ?」


武からの質問に俺は頷き返答をする。


「・・・あぁ、だから今日の帰り、俺も集まりに参加することになってる。」


面倒極まりないが、仕方ないのだ。




「ほー・・・生徒会の助っ人だからか?」

「かもな」


言うなよ。恥いわ。

ニヤニヤすんな 。


「クックッ姉貴の頼みじゃな〜」

「関係ない」

「ホントか〜?」

「なんだその顔は?」

「別によ〜」


何それ?流行っての?その返答


「なぁ関係者ってことは、委員長とか部長とかが集まるんだよな?」

「あぁ代役として、副委員長とか副部長とかもあるらしいが、あんまりないとよ。」

「うちのクラスでは、川原(かわはら)九重(ここのえ)が出るのか」

「だろうな・・・あと川原の話はやめろ(ぼそ)・・・」

「・・・す、すまん(汗)」


あいつがこっち来たらこえーだろ!?

チラリとあいつを探すが見つからない。

・・・・どうやら昼食は食堂らしいな。

ふぅ〜!




「と言うかあいつも集まると思うと行きたくねーな。

ハァ、まぁ仕方ないけどな。」


俺がため息を吐いてると、



「あースマン零、今すっげー行きたくなくなってるお前に言うのは酷な話だと思うんだが・・・・」

「ん?」


武の奴が何か済まなそうな顔をしてる?

なに?







「各委員長や部長ってことは、つまり・・よ?

・・・・あの風紀委員長とかオレのとこ委員長が来るってことじゃないか?」

「・・・・・」

「それだけじゃない、他にも、美希が所属してる空手部部長に藤堂さんと水野がいる剣道部部長とかも来るってことだろ?」

「・・・・・」

「つーか他の部活や委員会にしろ、ヤバイ連中ばっかだと思うが・・・・」

「・・・・・」

「改めて思うと、ホントうちの学校って、怪物ばっかだよな?」

「・・・ま・・じで」


い、行きたくねぇぇえええええーーーーー!!!

そんな叫びが教室どころか、廊下にまで響いた。

********

会議用の教室

本日の授業終了後

俺は重い足を動かしながら、



「あっ!零くん!」


来てしまったよ俺(涙)


「どうもです。由香さん」

「ヌフふふ来たっすね〜零っち♫」


楽しそうだな莉緒?


「あぁーとりあえず叩く。」

「何でっすか!?」

「昨日はゴメンね。わたしたちも結構切迫してたの。」


でしょうね?


「ま・・いいですよ比奈さん。」


助っ人なんて本来ダメなはずだしよ普通は 、




「スマンな泉

オレのせいで迷惑・・・いや委員長のせいでよ。」

「はは、いいですよ。

ただ、俺が和人さんの代わりになるかどうか分かりませんが」


正直そこのところが不安だが、和人さんは問題ないと言い、


「お前なら大丈夫だ。

ただ今回オレは余り会議の補佐できんが・・・」


今回は非介入ですか・・当然ですね。


「はははは・・・・頑張ります」




会議室にたくさん人が入ってきた、

その中に今回の元凶(沙耶さん)が・・・


「ゼロく〜ん!」

「うっさい」

「ちょっと!?わたしだけ対応に差があるよ!?」


見てたのか?

しかし


「これで丁度いいんだよあんたの場合は」

「ヒドイよ〜!差別だよ〜!浮気だよ〜!」

「誤解を招くような事を言うなぁぁあああ!!」


全く!困った人だ!誰のせいで・・・やめよ、疲れるだけだ。

それにこれからもっと疲れるしな、体力温存です。





そうしていると、次々と人が入ってきて、おーうちのクラスの九重が来てるよ(川原も居たけど、視界を合わせると怖いので見ません。)

・・・・あ


「あの由香さん」

「うん来たよ零くん」


・・・・来ましたね。

以前顔を合わして話もしたから知ってます。


まさか2人とも来るとは思わなかったけど、

ひとりは、黒髪ロングで髪がクルンとなってるのが特徴で、体型は沙耶さん由香さんにも負けない程のモノを持ってるがふたりよりも大人女性の風格があり顔付きは優しいそうな印象があるが、俺には分かります、あの瞳の奥にSの気配を感じます。相変わらず怖いです。

3年生風紀委員会委員長 菊池(きくち) (みお)

またの名を『女王』


ふたり目は、黒髪ショートボブが特徴で女性にしては、長身で足が長いが足も腕も細いというのが驚きだ。よくあれで竹刀をブンブン振れるよな〜・・・顔付きは・・・・まぁ姉妹ですね、あいつと同じ、いやあいつ以上の鋭い眼つきで周囲を見渡してると、俺に視線が止まり、ニヤリと俺に向かって笑みを浮かべる。

2年生風紀委員会副委員長 水野(みずの) 火憐(かれん)

またの名を『姫将軍』




うん・・・やっぱ来るんじゃなかった。



だが、後悔しても遅い、和人さんが説明会の開始を宣言してる中、

俺は何故あの時断らなかったと自分に自問自答していた。


面倒な会議 後編へ続く。



おまけ

風紀委員会について


零「・・・・ノーコメント」


武「・・・・オレも」


藤堂「えーとでも紹介した方が・・」


零「そう言うが藤堂、お前・・・アレの紹介ができるか?」


藤堂「え?出来ますけど?」


零と武「「マジか!?」」


藤堂「はい」


零「と、とりあえず見本でお願いできるか?」


藤堂「えーと、は、はい

では・・あっでも」


零「うん?どうした?」


藤堂「いえもっとしっかりとご紹介できる人がいますけど」


武「おー!マジか!?」


藤堂「はい、この後集まる予定なので、良かったらその時にでも如何でしょか?」


零と武「「お願いします!」」




零「因みよ藤堂、その説明ができる奴って誰なんだ?」


藤堂「え、栞さんですよ?」


零と武「「・・・・・・・」」



*この後、集合した栞が風紀委員会について説明を行ったが、彼女が説明する中、彼女の足元にふたりの男性が倒れ伏せていたが、周囲から無視されたのだった。

遂にアノ風紀委員が登場です!

次回は木曜日か金曜日に投稿したいと思います。


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