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オタクと美少女達  作者: たまちゃん
成川 冬花
92/98

綾瀬からのチャンス

投稿遅れてすみません。


俺は綾瀬を探すべく学校に行った。

もしかしたら綾瀬に会えるかも知れない。

もし会えなくても鈴達がいる可能性だってある。

そんな事を考えながら。


「どうしてそんなに急いでいるの?」


その声に聞き覚えがあった。


「......綾瀬っ!」


今まで誰もいなかった道に突然あらわれた綾瀬。

向こうから来るとは思わなかった。


「何処に向かっているの?」


「が、学校だが......」


「何の為?」


俺が言い終わった瞬間冷たい眼差しとともにそう言った。

少しの恐怖を覚えながら答える。


「お前と......鈴達を探すためだ」


そう言ったあと、綾瀬は悲しい眼をした。


「私の為......だけじゃないんだね。

......ねえ」


何かしてくるのかと身構える。


「鈴って誰?」


「え? ......なっ!」


頭から何かが抜け出していく、そんな感覚が襲ってきた。

抜けていくたびに徐々に身体に力が入らなくなっていく。


【やめろ!】


伊織のその言葉と同時に解放される。


「あなたね......もうすぐ記憶が全て消え、私だけを見るようになるなっていたのを邪魔したのは」


【ああそうだ】


「ならもうこっちの世界に干渉できなくしてあげる。 もう抗う力なんて持ってないでしょう」


【そうだな。 だけど最後に湊に細工させてもらった。 これで湊はもうお前の干渉受けない】


「そんな事をした所でもう遅いわ。 さよなら」


そう言った後、綾瀬を俺を見る。


「どうせあの娘はクリアー出来ないでしょう......だからあなたにチャンスをあげる」


クリアー? 何の事だ?


「あなたがここで私との永遠の愛を誓ってくれるなら他の人を返してあげる」


「え......?」


綾瀬が何を言っているのかわからなかった。


「返事は明日でいいわ。 まあどうあってもあなたは私との永遠を選ぶことになるでしょうけど」






綾瀬のあの言葉以降の記憶がない。

気がついたら自室のベットだった。


「何の目的があって......」


考えれば考えるほどわからなくなる。


「綾瀬の言葉通り綾瀬は俺が......」


それは絶対無い。 そう思いたかった。






いつの間にか寝ていたらしい。

いつも通り支度をし、いつもどおり学校に行き、いつもどおり昼を食べ、いつもどおり学校が終わ、家に帰って皆と楽しく過ごす。

そんな夢を見た。

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