学校へ
※重要※
明後日12月24日から来年の1月4日にお爺ちゃんの家に手伝いに行く事になり、この間の執筆・投稿が不可になります。
よって次回の投稿は1月7日辺りを予定しています。
......は? 伊織の婚約者?
【嘘つくな、俺はお前を婚約者と認めた覚えは無い】
「私にはあります」
【なら言ってみろ】
「お前の面倒は俺がみてやるって」
うわ~......市ひとすじかと思ってたけど違かったのか
【違う! あれは修行の面倒を見てやるって意味でプロポーズではない!】
あ、そういう意味ね......紛らわしい
「いいえ、私にはわかっています。 あなたが本当は私を愛していると」
あぁ~......駄目だこいつ
「というかこれ取ってくれないか?」
「うるさいです。 私と伊織様の会話の邪魔をしないで下さい」
やっぱり俺に対しての対応が酷いな
【いいから取ってくれ】
「わかりました」
承諾早!?
その後、取って貰い自由になった俺の身体を伊織が使い逃走した
「伊織様、逃げるなんて卑怯です」
卑怯も何も逃げるだろ、後々なにされるかわからんし
「おい湊、どこか安全な所はないか?」
しばらく考える、そして思いつくとすぐ伊織に教える
【学校だ、学校に逃げよう!】
学校までの道がわからなかった為、携帯を取り出して地図を見る
伊織は気? で人がどこにいるかわかるらしく地図を見ながら走れた
「案外近かったな」
それから数分、体感で5,6キロあっただろうか
それを走りで近いと言える伊織は俺とは違う人類......だと思いたい
【ここまで来れば安全だろ】
校舎の中に入ると伊織は俺に身体を返した
ヒュン......
「......」
俺の耳のすぐ近くを凄いスピードの何かが通過した
ゆっくりそっちを見るとシャーペンが壁に突き刺さっているという危険信号MAXになる光景があった
「......」
ゆっくり視線を投げられてきたと思われる方向に向ける
ニコっとした表情の鈴がそこにいた、指と指の間にシャーペンを挟みながら
「は、ハハハ......俺死ぬかも」
誰だよ学校は安全とか言ったの
伊織の婚約者の時より危険な状況になってるよ
「覚悟はいいですか?」
「よろしくないです!」
学校でも逃走
もう走るの止めて楽になろうかな
【諦めるな、捕まったら死ぬより恐ろしい目に遭うぞ】
なら頑張ろうかな
俺の予想では死なない程度に痛めつけられて、治ったらまた痛めつけられるの繰り返しだと思うんだけど、というかそれしか思いつかない
【安心しろ、それより酷い】
何に安心するの!?




