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オタクと美少女達  作者: たまちゃん
成川 薫
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鈴が来て

「ど、どうした?」


「いえ、湊さんの部屋に女性の気配がしたので......」


お前は何者だ!?


「見ての通りいないぞ」


「でもそこにいる気がします」


......的確に神がいる場所当てんなよ


「気のせいだ、誰もいないよ」


「......そうですか」


やっと行ってくれた


『あの子凄いね!』


(確かにな)


『......私が今ここで脱いだらどうする?』


(......へ?)


『だから』


(わかっただから言うな)


『じゃあ早く答えて』


(目を閉じる)


『本当に? 盗み見たりしない?』


(俺はオタクなんだ

神とはいえ興味の対象には......って話の途中で脱ぐな!)


布団に隠れようとした時


「湊さん」


鈴が扉をノックした


「どうした?」


「いえ......今湊さんの前で女性が裸になろうとしてる気がしたので」


どうしてわかるんだよ

まぁ言ったら危ないから言わないけど


「気のせいだ......と言いたい」


神が隣にいる、しかも裸で

鈴が来たから脱ぐのやめただろって思ったら気にせず脱いでやがった


「......入っていいですか?」


鈴の口調が変わった!?

......何か怒ってないか?


「入っていいぞ」


入ってきてすぐ布団をめくりやがった!?

何もないとすみませんと返してくる


「......私でもわからないなんて」


「人間なんだから誰でも」


「もしかして幽霊!?」


「聞いてねぇな......」


それから大変だった......

塩をまこうとしたり、お祓いしようとしたり


「落ち着いたか」


今俺は鈴を後ろから抱きしめ落ち着かせている

......そうしないと俺が保たないんだ


「落ち着きました」


「なら良かった」


そう言い離れる


「じゃあ俺は寝るから」


色々あって午後5時

今から寝たら何時に起きるかな?






『......おきて』


うるさい


『起きてってば!』


(何だ......)


『玄関の前に誰かいるよ』


その言葉に警戒しながら扉の前に行く

そして......


「流石か?」


「どうしてわかった!?」


「どうしてって言われてもな」


「......ならいい

夏休みまで泊めてくれないか?」


「どうして?」


「姉さんが家に帰って来るんだ

あいつと二人きりだと何されるかわからないから泊めてくれ!」


「それは無理よ」


最近0時までに凄い眠くなる......


誤字脱字ありましたら教えてください

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