実家で
取りあえず俺は母さんの所に乗り込むか......
そいえば俺の実家の場所って鈴知ってるのか?
まぁ知らなかったら嬉しいんだが
さて、家に着いたはいいが
家の中に俺の知らない子がいるのは確実なんだよな?
出来れば関わりたくないんだけどな~
まぁしょうがない
「ただいま~」
「おかえりなさい」
出迎えてくれたのは電話の声と同じの人
大人しそうなイメージ
だが何故玄関にいる?
ここに来る事を知っていた?
「か、母さんいる?」
「こっちにいます」
そう指さすのはリビング
俺は一直線にそこに向かった
「母さん言い訳ある?」
「あるからそんな怖い顔しないの」
「じゃあ早く言おうよ」
「婚約は嘘だから
本当はいとこよ、だから落ち着きなさい」
「落ち着いていられるか!
母さんのせいであいつが住む事になりそうなんだぞ!」
「あいつって誰の事?」
不味い!
親に鈴の事言ってないのに口が滑った!
「私も聞ききたいです
女性の方ですか?」
何でお前まで食いついてくる?
関係ないだろ?
それよりどうにかして話を逸らさないと
「え~と......
さ、流石だよ!」
「嘘ついてるわね」
「即答!?」
いくら何でも酷いだろ
言った瞬間嘘って!
まぁ嘘だけどさ......
「当たり前じゃない
これでもあんたの母親だよ」
そうでしたね
でもその息子で遊ぶのは止めて欲しい
「では誰なのですか?」
話が逸れたと思ったのに
誰か来てくれ~!
その時家に誰かがやってきてくれた
「た、助かった~」
「っで、あいつって誰なの?」
母さん、あんたもか!
言うのも面倒だし無視するか......
「湊さん見つけた!」
この声は鈴!?
何故俺の実家を知っている?
「早く寮に帰りましょう!
そして私と一緒にお風呂......」
「わかったから少しだまっててくれないか?」
「湊、あんた......」
「何で深刻そうな顔でこっち見てる!?
それとこのえさん、何で泣いたふりしてるの!?」
「いつの間にか大きくなって......」
「何で感動したって感じに言ってるの!?」
「冗談よ」
「......もう疲れたから寝る」
「お風呂入ったの?」
「起きたら入る」
「ちゃんと鈴ちゃん起こすのよ」
「わかったよ」
別に起こさなくてもいいよな
面倒だしゆっくりしたいし......