住まない為の条件
「家の中に鈴はいないな」
万が一を考え隅々まで探すがいなかった
一安心出来たと思ったら玄関の扉が開き
「やっぱりここにいましたね」
し、しまった!
家の中に鈴がいる事を考えて玄関の鍵閉めていなかった!
「どうしてそんなに落ち込んでるんですか?」
「俺はバカなんだ......
ほっといてくれないか」
「いいですけどその前に」
何かが書かれた紙を渡される
無気力ながら受け取って内容を見る
『誓約書』
私、太刀原湊は、1週間の間、月島鈴以外の異性との必要以上の会話をせず、登下校、お弁当、夕食、お風呂を一緒にする事をここに誓います。
「何だこれ」
「家に住むことをあれほど嫌がってたので......
私も鬼じゃありません。
そこに書かれた内容を守ればここには住みません」
「何だろう
色々終わってる事が書かれてる気がするんですけど」
「異性との会話とお風呂以外なら1つだけ無くしていいですよ」
「俺はお風呂を絶対に無くしたいんですが」
「会話とお風呂以外なら無くしてもいいですよ」
駄目だ、お風呂は嫌だが住まわせるのも嫌だ
鈴の事だ、住むことになれば確実に入浴中に入って来たりしそうだ
1週間我慢すれば住まないでくれる、ここは我慢して
「ペンと判子を取ってくれないか」
あ、場所わかるわけないよな
そう思い動こうとした瞬間
「はい」
「......何故場所を知ってる?」
「言わないと......駄目?」
涙目に上目遣いで言われた
多分最初の頃の俺なら
『さっさと言え』
とでも言えたろうけど
何故か心が揺れ動く......
毒されすぎたか? そろそろエロゲやらないと危険だな
「言わなくていい」
そういって受け取る
誓約書を書き終えると何もする気になれない
「明日と明後日学校に行けば土日か」
「そうですね
じゃあ今日から1週間よろしくお願いします」
出来ればご遠慮願いたい
だが俺の生活を取り戻す為だ
「あ、そういえ......」
俺の言葉は1本の電話によって消された
携帯を取って確認すると母からだ
何のようだ?
「はい、もしもし」
「は、初めまして
あ、お久しぶりの方があってますよね」
誰?
俺の知らない声が
しかも久しぶりとか言ってきた
「え~と......
どちら様で?」
「やっぱり覚えてませんよね」
がっかりしたような声でそう言われる
やっと2人目を出す事が出来ました!(まだ電話だけですけどw)
というか日にちたつのが遅すぎるw
次回から改善しないとテストにたどり着くまでに恐ろしいほどの投稿しないといけなくなる......
まぁこっちの事情はさておき
久しぶりにアクセス解析見る→PV:26992 ユニーク:6339
風呂で頭を冷やし再度確認→変化無し
まぁそんな事は置いといて
これで後書き終わります! また見て貰えたら嬉しいです♪