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20代最後のゲイのエッセイ  作者: 湊 俊介


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セルフじゃ無いガソリンスタンドについて。

セルフじゃないガソリンスタンドについて。


 最近のガソリンスタンドはほとんどが、セルフになっているような気がする。あくまで僕の住む町での話だけどセルフじゃないところに当たる方が珍しいと思う。そんなに遠出することない月はガソリンを二回入れるくらいで一度に2000円か3000円の金額指定で給油するだけ。

 セルフで給油をする。正直セルフの方が店員さんと話さなくていいから気を張らずに給油できる。だけど今回数年ぶりにセルフじゃないガソリンスタンドに当たってしまった。


思い返せば昔はそれが普通だった。父親の運転する車の後部座席になって行くガソリンスタンド。窓が開くとガソリンの匂いがしてきて、店員さんがレギュラーかハイオクかを聞いてくる。カードを渡して金額を伝えて、給油している間に窓ガラスを拭いてくれる。車内を拭く用のタオルが渡されて車内を拭いてゴミ箱のごみも回収してくれる。


 僕はスタンドに車を止めるとセルフだと思って車から降りようとした。すると店員さんが「うかがいまーす」と声を飛ばしてきて僕は車内に戻った。セルフだと思っていたから店員さんと話すシミュレーションをしていなくて言葉を噛んでしまった。

僕はカードを渡して3000円分と伝えた。別の店員さんが窓ガラスを拭きに来てくれて目が合うのが気まずくて車内に目を向けた。

車内拭き用のタオルをくれて何となく車内を拭く。なれないことで少しだけ緊張したガソリンスタンド。

レシートにサインをして、カードを受け取って出ていくと綺麗になったフロントガラスで視界は良好になっていた。

「ありがとうございました」と元気なあいさつで見送られて、案外悪くないななんて思った給油体験でした。

だけど次からはセルフかどうかちゃんと調べてから行こうと思います。心の準備が少なからず必要だから。

 


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