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20代最後のゲイのエッセイ  作者: 赤井獺京


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銭湯に入る時、ゲイはぶっちゃけなにをかんがえているのか。

ゲイの銭湯事情。


同性愛者は銭湯に入る時に同性の裸を見れて得じゃんと言われる意見をたまに聞きますが、ぶっちゃけた話その通りです。


こう言い切ってしまうと、だからゲイは危ないとか、あーだこーだ言われるかもしれませんが、そうなんだから仕方がない。


でもしかし、だれかれ構わず視界に入る相手の裸で興奮していると思われたら心外です。


よくある、俺のこと襲うなよー、とか発言してくる人間はほとんどタイプじゃないです。全くもって、視界に入れたくないくらいにタイプじゃないのでご安心いただきたい。


普通の男性だって、恋愛対象じゃない女性の裸を見ても何とも思わないはずですし、女性だってぽっちゃりの男性が好きな女性が、引き締まった男を見ても何も思わないでしょう。


それと同じでだれかれ構わず銭湯で視界に入る相手に発情しているわけではないということは理解して欲しい。


だけど友人同士で銭湯に行って、その中に恋焦がれている相手がいたりしたらそれはもう……。


なるべく見ているのがばれないようにしながら、その相手をロックオンしてしまうのを、我慢するのは無理な話です。


ゲイに生まれてきて生きづらいということも多いけれど、そんな仕方ないラッキーが発生することも事実です。


目の前に好きな相手が裸でいて、それが合法的に存在しているなら、そりゃあ見て文句を言われる筋合いはないと言い切りたい。


でも逆に言えば、僕の場合は見たくない体も多い。僕自身引き締まった体をしているわけじゃないし、見せられるような代物ではない。だけど、銭湯でおじさんの裸は見たくないし、汚いと思っている。


だから目の保養と、目の汚れを繰り返しながら銭湯では過ごしている。


銭湯でゲイが、他の男性に触れたりなんだりして捕まったりするのはあれはほんの一部のゲイの話で、おじさんが電車で痴漢して捕まるのと同じように、他のゲイと同じにしてほしくない。


たしかに銭湯で浴槽に浸かりながら、良い体の男がいれば見てしまうのは正直なところ、それは街中でスカートの短い女性を男が凝視するのと同じことで、みんなどこかしらでは性的搾取をされているということでしかないと思う。


何が言いたいかというと、銭湯にもゲイはいる。確かに見てしまっているかもしれない。だけどそれで何かをするのは異質なゲイであって普通のゲイは普通に入浴を楽しんで目の保養をしているだけって話です。


羨んだり、妬んだりするなら、ゲイに生まれてきなさい、という話でした。


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