表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
20代最後のゲイのエッセイ  作者: 湊 俊介


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

40/40

生活への課金をすること

生活への課金。


 アプリゲームに課金すると強い装備や強いキャラを、かっこいいスキンを手に入れられる。推しに課金するとスーパーチャットを投げて認知してもらえる。車に課金すると好みのカスタムにできる。人それぞれ課金の仕方は違うけれど、やはり一番大切なのは生活への課金だと思う。


 ベランダ用に買ったサンダルのサイズが少し小さかった。そのままでもいい。支障はない。だけどベランダに出る煩わしさが毎回少しずつ溜まる。


 備え付けのカウンターテーブルで食事をしようと思っていたけれど奥行きが少ないし、高さがありすぎる。そのままでもいい。支障はない、食事はできる。だけど、食事のたびに一瞬だけ高いなと思う。


 玄関が昼間でも暗い。日の入らない方向だから毎回真っ暗だ。そのままでもいい。支障はない。だけど、家に帰るたびに暗いな、と思う。


 新居で生活をして、今の装備でも暮らすことはできた。だけど課金をすることでより快適な暮らしが、暮らしやすい生活ができる。


 一人の時はそんな課金をしてこなかった。まあ、僕一人だからいいか、買うほどじゃない。だけど二人での生活は快適にしていきたいと思った。いざ課金をしていくと、生活は見違えて、素晴らしいものに変わった。


 大きいサンダルを買って、ダイニングテーブルを買って、人感センサー付きのライトを買った。煩わしさはなくなって、人間らしい生活をしているなと実感ができた。


 グッチのバッグが欲しいわけじゃない。車の車高を上げたいわけじゃないし、推しに認知されたいわけじゃない。自分の生活環境に小さな課金をすると、生活はより快適に進んでいくと思った一月の終わりでした。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ