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20代最後のゲイのエッセイ  作者: 湊 俊介


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今日は最後の日だ。恋に焦がれて苦しんだ日々とお別れの日だ。

今日は最後の日だ。


片思いの男を追いかけでやってきた、この部屋と最後の日だ。


初めて都会にやってきて一人暮らしをした、この部屋と最後の日だ。


片思いの相手に愛想をつかしたけど、やっぱり好きだと諦めなくて悩んだこの部屋と最後の日だ。


初めての恋人ができた、この部屋と最後の日だ。


初めての恋人と、初めことを沢山したこの部屋と最後の日だ。


初めての恋人に別れを告げられて、一人泣いたこの部屋と最後の日だ。


片思いの相手に壁に穴をあけられた、この部屋と最後の日だ。


今のパートナーが初めてお泊りをしたこの部屋と、一緒にクリスマスを過ごした部屋と、誕生日を祝ったこの部屋と、大晦日を過ごしたこの部屋と、2人でお酒を飲んだこの部屋と、2人の趣味手間埋め尽くされたこの部屋と、一緒に寝たこの部屋と最後の日だ。


僕に恋人ができて、緒に暮らすことになるなんて、この部屋に来たときは思いもしなかった。


ゲイである僕が恋をして、振られて,また恋をする。そんな普通の人間みたいなことを経験できるとは思っていなかった。


10年の片思いの相手に、会いたくなくなるとは思わないかった。


だけど明日からは、僕とパートナーとの二人の生活が始まる。



喧嘩はするかな、セックスレスになるかな、お互いに好きな気持ちは消えていくのかな。


喧嘩してもいいさ、セックスも好きな気持ちもいつかは消えてしまってもいい。


ただ「家族」だから、という理由で情が生まれて、一緒に居られる場所があれば、それだけで満たされると思う。


僕は明日からパートナーとならす。


今さら、寂しいだの言われてももう遅い。僕の気持ちを受け取らなかったのが悪い。これはただの独り言です。

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