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20代最後のゲイのエッセイ  作者: 湊 俊介


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何も無い生活。 テレビも冷蔵庫も電子レンジもガスコンロもWi-Fiも何も無い生活

僕の住む家にはもう何も無い。


Wi-Fiもテレビも冷蔵庫も電子レンジも洗濯機もソファも机も椅子もガスコンロも無い。


あるのは薄い布団と炊飯機、山善のケトルとコーヒー器具、それくらいだ。


引越し先の家に全て持っていったのに、こっちでのシフトをギリギリまで入れてしまっていたから何も無いこの家で後もう1週間過ごさなくてはならない。


すでにこの暮らしに1週間たった。


けれど、無いなら無いなりにするしか無い。


洗濯はコインランドーに行くのが面倒で入った後のお風呂湯に洗濯物を漬けて洗剤を入れて足で踏みつけた。


トトロでサツキとメイが洗濯桶でそんなことをしているシーンを思い出しながら踏みつけた。


ご飯は炊飯器で炊いて、おかずはお惣菜を買って食べた。だけど帰りが遅い日の閉店間際のスーパーに行くとお惣菜が何一つ売っていないことがあって、空腹な僕は野垂れ死ぬしか無いのかと困惑した。


冷凍食品は電子レンジが無いから買えないし、カップラーメンは嫌いだった。何も手に入らない日はキムチと豆腐を買ってそれをおかずにご飯を食べた。


まあ食べれているから死にはしないし、揚げ物を食べるより遥かに健康的なかと思う。


Wi-Fiが無いからパソコンで書いた文章はネットに載せれなくて、一度はマクドナルドでWi-Fiを借りた。けど行くのも面倒で家で書いてそのままにしてある。


何も無い生活は、何にも縛られなくていいかもしれない。不便であることは間違いないし、早く新居に引っ越したいのが本音だ。


だけどテレビが無いから、無駄にテレビでYouTubeを流して過ごす事は無くなった。


スマホで少し見たりはするけれど、暇があればすることと言えば読書くらいで硬い床に座って布団をかけて本を読んでいる。


無いなら無いで、やる事はシンプルになる。本を読むかスマホを見て時間を無駄にするか、小説を書くか、ご飯を食べる寝る以外の行動はその三つになった。


後1週間、無い生活を楽しもうと思う。


でも今年30になる年に、ご飯とおかずを床に置いて食べる事があるとは思わなかった。


けれど意外に慣れれば不便じゃ無い。まあ、机と椅子は欲しいけれど

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