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20代最後のゲイのエッセイ  作者: 湊 俊介


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クリスマスツリーと謹賀新年が混同する世界で。

 クリスマスツリーと謹賀新年の旗が共鳴するスーパーを見て忙しいと思った。だけどお店の気持ちもわかる。クリスマスの25日が終わったらクリスマスの飾りつけを片付けてお正月にしないといけない。


 とても忙しい25日の仕事を終えてからそんなことをするのは僕もやりたくない。だからクリスマスとお正月が25日の夜には混同する。オムライスにお刺身をトッピングするみたいに決して合わない。


 26日の朝に駅に行くと、駅に建てられたクリスマスツリーを急いで片付けていた。


そんなに朝一から片付けなくてもいいのではないかと思うけれど、みんな26日にはクリスマスツリーを見たくなくなるみたいだ。そんな感じでクリスマスが終わるとあっという間に大晦日を迎える。


 また別なスーパーに行くと一週間前まではクリスマスケーキやらチキンで出来ていた行列は日本酒やお刺身、和食を求めた行列になっていた。キリスト教のイベントから一週間で仏教のイベントで盛り上がる。

 

 よく考えてみると、とてもおかしなことだ。無宗教なうえでその宗教の楽しい部分だけを味わう。まあ僕も、変だと思いながらクリスマスにはケーキを食べてお正月にはいい刺身でも買おうかと企んでいる1人なのだけれど。


 お寺の息子はクリスマスを祝ったことがないという。それはそうかと思った。完全仏教のお家にサンタクロースが来たらお経を唱えられて払われてしまいそうだ。アメリカ人はクリスマスを祝った後にお正月に何を食べるのだろうか。新年を迎えたというだけで特に祝わないのかもしれない。そしてきっとハンバーガーかピザを食べるに違いない。


 だけどどうして年を越す前に、掃除やらなんやらをやりたくなるのだろうか。めったに洗車をしない僕も急に洗いたくなって朝一に洗車場に走らせた。洗濯物を回して、洗濯機に洗浄剤を入れて、大きなラグを漂白剤で洗浄して……。


 急にやってしまいたいことが出てきて一気に片付けた。毎日これくらいの気持ちでいろんな事が出来たらいいのにな、そんなことを思った大晦日の前日でした。


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