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20代最後のゲイのエッセイ  作者: 湊 俊介


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師走に引っ越しは忙しい。1年あっという間だよね、と言わないためにできること。

師走はいつもと変わらないのになぜ忙しく感じるのだろうか。引っ越しの準備はしているけれど、クリスマスと年末は休もうと前半にシフトを詰め込んだけれど……。まあそりゃあ忙しいわけか。


12月になったと思えばあっという間に23日。クリスマスまで2日、新年まで9日。


年々時間の経過を早く感じる。歳を取ると早いというけれど、29歳でこの速さに感じるのであれば10年後は今の半分くらいのスピードで1年が終わっていくのではないのか。


それはものすごく勿体ないような気もする。それならどうすればまたあっという間に1年終わっちゃった、というようなことにならないのだろうか。


 小さい頃は明らかに、今よりも小さな楽しみが多かった。金曜日のドラえもん、日曜日の戦隊ヒーローに月曜日の少年ジャンプと水曜日の少年サンデー。


2日に1度は待ち遠しい何かがあった。中期間で言えば夏休みに、冬休み、クリスマスにお正月に誕生日、待ち遠しいイベントは沢山あった。


1年のうちに何度も楽しみがあって1年は今以上に充実していた。時間が経つのが速く感じるのは明らかに、そういった楽しみが減ったからだ。


いや、楽しみが減ったんじゃない。ドラえもんも戦隊ヒーローも、少年ジャンプもクリスマスも誕生日も今も健在に存在する。ただそれを楽しめなくなった。それだけの話だ。    


社会に出て、お金を稼いで、いつからそれが楽しめなくなったんだろうか。自分で物を買えるようになったから、そういったイベントが新鮮でなくなった。自分で買えないものを買ってもらえるから必死で悩んでワクワクした。


手に入らないものほど欲しくなる。歳を重ねて、少年ジャンプのキャラクターたちが自分よりも年下になった。だから昔ほど感情移入できなくなった。ドラえもんがいたらどれだけいいだろうか、本気で考えた夜もあった。それはアニメの中の話だといつの間にか割り切れるようになった。


僕たちは成長をしてしまった。明らかにつまらない、大人の一部になってしまった。そりゃあ29歳で本気で、ドラえもんがいたらと夜な夜な空想をしていたら少しいかがなものかとは思う。だけどそういう純粋さを取り戻さない限り、時間の流れは速くなる一方であるはずだ。


 だから来年は、純粋に楽しめる短期間のワクワクを何か1つ見つけて1年がどれだけ体感的に変わるのかをやっていきたいと思う。


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