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20代最後のゲイのエッセイ  作者: 湊 俊介


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人生で一番大事なものと言われれば間違いなくお金だと、僕は言う。

人生で一番大切なものは何か聞かれれば、僕は正直にお金だと言う。そういう事を日本人の大半は汚いことだと思っているはずだ。

そんなにお金に執着しちゃってとか、お金じゃ愛は買えないとか、健康が一番だとか。そんなことを言ってくる人が周りにいた。


それはそうだ。それは分かったうえで言っている。


お金が無くて愛が育めるか。お洒落なデートスポットに行って豪華な食事を食べたり、デートのための小奇麗な服を買ったり、現実問題お金がない状態で愛が育めると思っているのか。


健康が第一というけれど、お金がない状態でどうやって健康を維持するのか。健康的な食事、野菜、肉、体調を崩したら病院代、それすら払えない状態でもお金より健康と言えるのか。


たまにお金の話をする後輩がいる。その後輩はお金がない。お金がない癖にタバコを吸って、自炊はしなくて、サラリーマンを辞めてフリーターをしている。人の人生に文句を言うつもりはないが、その後輩がお金より健康が大事だという。お金は沢山いらないという。


 そのくせにお金がないと弱音を吐く。タバコもやめない。生活を変えようとしない。言葉と行動とすべてが矛盾して生きている。それもその人の人生だから、何かを直接言う気にもならない。


 綺麗ごとは言わない。お金が一番大事だ。何をするにもお金が必要だ。だからやりたいことが無くて、サラリーマンをただ何となく続けている人は貯金だけでもした方がいい。


「やりたいことが無いならお金を貯めろ。やりたいことができた時にそれで行動すればいい」何かで聞いた言葉をずっと、真面目に受け止めてきた。そしてそれは間違っていなかったと思う。



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