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20代最後のゲイのエッセイ  作者: 湊 俊介


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田舎のゲイと都会のゲイの違いについて。

田舎のゲイと都会のゲイの違い。


今はパートナーがいるから落ち着いた生活を送っているけれど、それなりに遊んでしまっていた過去はある。遊ぶというのは世の男性が、結婚前は女遊びがひどくてというようにいわゆる男遊びのことだ。


正直関東に引っ越してくるまで、僕は恋人が欲しいだなんて感情は一切なかった。それはこじれた片思いをしていたからかもしれないけれど、一切なかった。


田舎での男遊びはアプリで出会う。プロフィールを見て身長体重年齢で好みの相手を探す。メッセージを送ってみてやり取りをして、近い知り合いとかじゃなさそうなら顔写真を交換する。ここで思っていたのと違っていたら断ったり断られたり(ブロックで強制終了)だけど顔写真すら交換しないで会うことの方が多かった。


顔も知らない人とやりたい内容をメッセージでやり取りして、相手の家かこっちの家か、車の中か会う場所を決める。

そして会ったらやるだけ。


雑談もピロートークもない。会ったら行為をしてイッたら終わりのドライな関係。これは田舎ならではの身バレ防止のための文化だと思う。都会ほどゲイへの認知度がいまだになく、ばれたら終わりの世界。みんなゲイなんて自分の周りに存在しないしテレビの中の一部の人としか認知していない。


みんなバレずに遊ぶのに必死なのだ。

だから出会い系アプリで出会って普通に遊んだり食事をしたりしたことがなかった僕は都会に住んで驚いた。


引っ越してきて落ち着いたころにアプリを開いてみると、まずみんなプロフィールの一枚目に顔写真を載せている人が多かった。全員壺とか健康食品とか、そういった物を勧めてくる詐欺アカウントかと思ったくらい驚愕した。


とりあえずてみようとした。もちろん顔は出さずに個別のやり取りで送るだけ、そして疑いながらも「やる」相手を探していると思いもよらないことを言われた。


「ご飯行きませんか」と。


性処理の相手を探す目的でしか使ったことのない僕が正直に思ったことは「なんで?」だった。最低な話、性処理目的の相手とご飯に行っておしゃべりなんて無駄な行為をする気はなかったし、する意味が分からなかった。


だけど性欲が勝っていた僕は仕方なく了承した。だけど外で食べるのは嫌だったからお弁当屋さんでお弁当を買って家で一緒に食べた。そしてそのあとに行為をした。


その時の僕にはまだ性行為の相手とご飯を食べる意味が分からなかったけれど、そういったことの必要性に気づかせてくれたのはまた別の相手。「初めての彼氏」だ。


その人とは別れてしまったけれど、その経験があったから今のパートナーとよりいい関係を築けているんだと思う。


「都会の人は冷たい」これはゲイにおいて考えると間違いだと思う。田舎のゲイは冷たい関係で、都会のゲイは暖かさが見つかることもある。


だけど、悪いのはきっとゲイではなくてその土地のゲイに対する認知の問題だ。


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