第六話 建築
(ブラウザのバグで本文全消しになったので)初投稿です。
やあやあみなさん、おはようございます。
成長してきて余裕が出来てきた名無しの権兵衛こと、私だよ。
あれからどれくらい経ったのか分からないけど、私は毎日狩りの勉強をしましたよ!
そんなふうに過ごしてる中、ひとつ気がついたことがあるんだ。
もしかして、彼らに手伝ってもらえれば文化が作れるんじゃね?って。
そこでお犬様もとい犬のお母さんにその事を伝えてみた。
難色を示してたけど、理由がよくわかんなかっただけだったから、しっかり説明したよ。
凍らせて温度が低いところを作れば食料を残しておける、とか、家を建てれば安定して雨風をしのげる場所になる、とかね。
ってわけで、それから色んな人達に・・・人達・・・彼らに!
彼らに伝えに行ったわけ。
もちろんみんななんで?ってなってたけど、成長してきた私の意思疎通能力でしっかりと伝えられた。
そんなこんなで、いま、私主導で建築が始まった。
あ、熊さん、その木はそこから上の方の所までで切ってもらっていい?
ありがとう!
蜘蛛さん、そことそこで繋いでもらって・・・あ、もうやってる?
ありがとう!
お母さん、そこに大きめの氷を置いといてもらっていい?
そっちじゃなくて、そうそう、そっちの地下の方。
ありがとう!
みんなで建築するのは思いのほか楽しかったみたいで。
そして私ももう、みんなを怖いとは思えなくなっていた。
だから。
これからはみんなが家族だ。
「ぃ・・・みぅあ、ぢゃいしゅきでゃよ!」
みんなから可愛がられたのは言うまでもない、かな?
天にいるであろうお母様へ
私の家族は自慢の家族です。
その中に、お母様がいらっしゃらないこと、とても悲しく思います。
けれども、私は元気に、幸せに生きていこうとおもいます。
いずれお会いした際には、沢山お話したいと思います。
けれど、長らくおまたせしてしまうかもしれませんが、それを私なりの親孝行とさせてください。
息子より
本編に書くつもりがなかったから後書きにて書きます。
横にいた女性はそこで主人公の意志を受けて、魔物たちによって埋められました。
そして、そこには今立派な墓が出来ています。
まあ、そのうち本編でも書く必要出てくるかもしれないけどね!