「人物紹介&用語集」その5
本編最終部と後日談Ⅰについてまとめました。ネタバレ注意です!
◆人物紹介
ヤルン:19歳
試験をパスし、やっと正式な騎士に任命された。
剣士としても認められたものの、こちらはまだ半人前。
フリクティー王国では、主に強力な治癒術や新しい薬の知識を身に着けた。
フレイルには勘違いをされたまま別れてしまい、将来に不安を感じている。
ココ:19歳
ヤルンと同じく正式な騎士に。
フリクティー王国では色々とあったものの、城下町や王城では時間を見付けては書物を買い漁っており、おおむね満足。
なお、彼女の「ヤルンはオルティリトのもの」という認識は微動だしていない。
キーマ:19歳
同じく正騎士に。
魔力は極端に少ないものの、感知能力はそこそこあるらしい。
血筋から光や闇に適性があり、占いや呪術に向いていることが分かった。
現在はそれらを学びながら、長生きするために薬学の勉強も始めることに。
オルティリト:?歳
どこに行っても狙われる弟子に頭を悩ませる毎日。
フリクティーの王族には予めクギを刺して置いたにも関わらず、引き抜きをかけてきたため、実は密かに怒っている。
半ば本気でカフスの改良を考え中。兵器になる日も近い?
□本編最終部の登場人物
ネオン:0歳
ココがテトラに似せて生み出した、仔猫の姿をした使い魔。
真っ白い体に赤い瞳をしている。
テトラと共にキーマへ魔術を教えるのと、双子の遊び相手をするのが主な仕事。
ロレーズはこの二匹に似せて自分の使い魔を作成。
フリクティー王城内では可愛いと評判で、じわじわとブームになりつつある。
□後日談の登場人物
フレイル:7歳
フリクティー王国の王子で、セクティアの甥。
「無礼者」が口癖の生意気な子どもで、不用意な言動をしては世話係のロレーズにおしおきされている。
魔力を持っていることが分かり、王妃命令で魔術学院に入れられることが決定した。
周りの期待に応えられない自分が嫌いだったが、ルル(女装したヤルン)の言葉に励まされ、一念発起。
一人前の魔導師になったら、本当に迎えに来てしまうかも……!?
ロレーズ:26歳
フリクティー王城に勤める宮廷魔導師。腕輪の色は濃い青。
実力と躊躇わない性格が買われ、フレイルの世話係兼・護衛役となった。
知識欲や好奇心も旺盛で、集中すると他のことが目に入らなくなる性質。
ファタリア王国騎士団の副長・ルイーズとは遠縁の間柄。
親善試合では欲をかいたせいで飛空術について教えて貰えず、秘蔵のレシピまで奪われて踏んだり蹴ったりである。
□フリクティーの王族達
国王ダニエル:50代
温和だが優柔不断な面もある王様。
王妃ベル:50代
国王を支える優秀な王妃。少々きつい性格。
第一王子ジュダ:20代
セクティアの弟で次期国王候補。フレイルの父。
妻は南のファタリア王国出身。
第一王女カルディア:30歳前後
セクティアの姉。現在は他家へ嫁いでいる。
◆用語集
「フリクティー王国」
周辺国に比べて魔力持ちの出生率が低いため、魔導師は重用される。
薬草の栽培も盛んで、薬学・治癒術が発達している。
「成長促進薬」
魔力が増えるのを抑え、体の成長を促す薬。
ヤルンが「第一部 第三話 劣等感の解決法?」で作ろうとした薬の、ある意味での完成形。
「魔力回復薬・魔力揺れ止め」
名前通りの薬。どちらも非常に高価で貴重。
効力が高い分、体に負担がかかるため、濫用は禁物。
「無詠唱」
詠唱短縮の究極形。
名前通り呪文を唱えずに魔術を発動させる技術で、出来る魔導師はほとんどいない。
偶発的に発動するものは暴発に近い現象であり、後に反動によって酷い魔力揺れを引き起こす。
思い付く限りを入れてみました。
もし他に追加して欲しい項目などがありましたら、お知らせ頂けると嬉しいです。
次回からは後日談Ⅱに入っていきます。よろしくお願いします。




