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助ける気もないクソどもへ

作者: さばお

生きたくない。本当は生きたいのかもしれない。でも、生きるために生きたくない。それほど希望もなく、絶望とも違う感情がある。もう考えたくない。私は何か思考を持たない何かに生まれたほうがよかったかもしれない。

死にたい、なんて言うと、生きたくても生きられない人云々の話を耳にタコができるほどされるだろうが、その話はもうたくさんだ。なんでだ。これは私の人生じゃないか。何で私の人生で私が思ったことを、殊に違う人生を送りそうなお前なんかに否定されなきゃならない。いわば、これは私の生きた成果じゃないか。これまで生きた分の私の成果なんじゃないか。

誰かが私の人生を生きて、もしあなたが感じたような感情を抱いたとすれば、それはもはやあなたの人生だ。それは私の人生ではないし、つまりは私の人生をほかの誰かが生きることなんて到底無理なんだ。命だけを貰うなんてできない、全てを引き受けることだ。美味しいところも不味いところも、いい匂いの部分も臭い部分も、酸いも甘いも、全てをあなたが引き受けるべきなのだ。それなのに、あいつらと来たら、私の人生の皮だけを奪おうとするんだ。

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