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詩*見つめて*

作者: a i o

当たり障りのない回答の中で泳いでる

何が正解でも無難な△

オイルライターは

灯す度に目減りして

揺らいだ紫煙は薄くなる


情をかけたら情を返して

単純なやり取りだってきっと

自分の秤を重くしているんだろう

皮肉やは

きっと

うんともっと重くして

行き違いの中で

とりとめもなく増減する

時間差の好き・嫌い・好き・嫌い

タイミングか積み重ねか

運命か偶然か

切れたオイルライターは

乾いた煙草の切っ先

弄ぶように火花を散らす


淡い期待の中で

息をして

薔薇色の吐息の中で

息を詰まらせ


向かい合う鏡の中で

誰という訳でもない

もしかしたら私かもしれない、

やけに軽い眼差しで

いっとう重い足踏みをしたのなら

傾いた秤

深く沈んで

静まりかえる

見上げれば

カランと揺れた

空っぽの銀の皿













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