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噂の動物屋敷  作者: 鵠っち
日常~動物屋敷へ~
8/50

美樹の家にて(4/4) デート

 今話タイトルは「美樹の家にて(4/4) デート」です。

 二人のデートプラン(?)とは……。

 翌朝、どちらともなく目を覚ますと、お互いがすぐ近くにあることを確認して、きつく抱擁を交わしたとき、美樹の母が部屋にやってきた。

「朝です……よ!? ご、ごめんなさい、……そ、その、邪魔しちゃった、かしら?」

「母さん、朝から何なのよ。子どもにいう言葉?」

 二人はまだ抱き合ったままである。やはり、焦っているのは美樹の母だけだ。

 美樹の母の対応が正しいかは分からないが、二人を見ていると、「自分は普通の感覚をどこかに置いてきたのでは?」と思ってしまうのだった。

 その後、未来也は夜のうちに洗濯しておいてもらった服に着替え、美樹も今日一日を過ごす服に着替える。美樹はいつも通り、少しばかり気合の入った服装である。

「では、僕はもう帰ります」

 未来也は、ご飯と泊めてもらったことのお礼を述べ、美樹の部屋でカバンを拾う。といっても、中身は大したものが入っていないペシャンコのウエストポーチであるが。

「ちょっと待って、未来也くん。私も。……母さん! 出掛けるわね!」

 この広い家で、大声で呼んでもすぐには来られない。

「未来くんのお家に電話しておくわね。で、半日? 一日?」

「うーん、夕方くらいまで」

「分かったわ。そう伝えておくからね」

「何から何までありがとうございます」

「いいのよ、気にしなくて。じゃあ気をつけてね。美樹ちゃんも、未来くんに迷惑かけちゃダメよ?」

「それこそ気にしなくていいのに。迷惑だなんて思ったことないから」


 美樹の家から遠ざかって。

「さあ、今日もデートよ! キミちゃん!」

 二人は、いつも来ている美樹の家の近くの公園に来ていた。デートといっても、やはりお喋りするだけであるが。

 ちなみに、この公園はすごく仲のいいカップルがよく来る公園として、近所では有名である。ギスギスした夫婦には「昔は自分たちもあれくらい仲がよかったな」と思い出させることもある。それくらい、二人は仲睦まじいカップルにみえているのである。

 さらに、この二人の仲は中々に侵し難いようで、不良が絡んでくることも少ない。なので、二人がいるときには、『安全な日』として、子ども連れの親たちが増えるのであるが、もちろん、そんなことは二人は知ることはないのである。

『公園で愛をささやく年若いカップルの図』

 わざわざ「デート」と題して、そこの描写は丸々ありません。元からありません。

 デートプランなんてものは最初から存在していませんでした。

 夕方近くまで延々とお喋りしているだけ……。毎日お喋りしているのに、よくもまあ話題があるもんだ、と感心してしまうぼくがいたりします……。(自分で書いて追いて……)

 そのうち出てきますが、自分たちの親の前なら、キスするくらいなら恥ずかしくない二人です。(完全に二人の世界に入ってしまうので)


 なんとなく、久しぶりだと思ってしまった『キミちゃん』という呼称ですが、覚えているでしょうか? そう、未来也のことですね。


 さて、どうでもいい設定がひとつ。

 公園の設定ですね。こんなのは要らないです。再登場することはありませんので。

 ただ、これがないと600文字くらいしかないんですよ。

 入れても、空白・空行含むで934文字、含まないで899文字ですけど……。

 まあ、入れなかったら「今日もデートよ」で終わりなんで、ちょっと何か足りない気がしますよね。

 せっかく空行にしたのに、そのあと2行って……。


「『今日も』デート」な説明。

 美樹的には、未来也と一緒ならいつでもデートです。(単純明快ですね)


 美樹の父が出てこない理由。

 たぶん、未来也の父と釣りにでも行ってるんじゃないでしょうか?

 名前は、森大地だいちさんと、加古一時かずときさんです。(要するに物語りに登場しません)


 次話タイトルは決めていません。が、たぶん「月曜日の教室」にすると思います。

 悠の苦難は続く……。

 本編一話目「五月の出来事」に思わせぶりに出てきた『納葵』姉弟の名前も登場です。(主役の残り二人ですしね)

 次話、いつも以上に強引な展開になります(次々話のほうが酷いか?)が、読んで頂けることを願います。2013.3.12 15:35


 美樹の母のセリフ、「未来くんの家に~」を「未来くんのお家に~」に訂正しました。2013.3.12 16:30

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