表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/14

1-3 狂気の歯車が噛み合う瞬間

 


「……余計なことを考えるな」


 


「分かってるよ、でも気になるじゃない」


 


おりんが肩をすくめて笑う。千代はまた静かに桃の花びらを掃きながら、ぽつりと呟いた。


 


「……桃華様が、守ってくださるから」


 


それきり、三人は黙った。夕暮れの風が、境内をゆっくりと通り抜けていく。


 


継之助は足を止め、しばらくその光景を見ていた。


 


(……守るべきものとは、これだ)


 


そう思った。思ってしまった。


 


泥に汚れた草履を踏み出し、継之助は振り返らずに山道を下っていった。


 


 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ