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何日か寝込んで熱はすっかり下がった。
熱がある間も、うつらうつらする合間に目を覚ますと
必ず誰かがそばにいてくれた。
アンナさんだったり、アンナさんと一緒に
いつもお世話をしてくれるレナさんだったり、
ときには、お姉様や、アルお父様や、シェリーお母様だったり。
この頃はまだ体も小さく、体力も十分ではなかったので
周りの人々が余計に気をもんだのだろうと思ったのだが
後に再び熱を出して寝込んだ際に同じことが起きて
単純にとても心配されていただけなのだと
家族になった人々の愛情の深さを改めて思い知ることになるのである。




