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2-51

何度か意識が浮上するたびに、湯冷ましを飲ませてもらった。

時々額に当たる手巾が変えられて、火照った頭に心地よかった。

そんなことを繰り返して、次にはっきりと目が覚めたのは

窓から夕陽が差し込むような時間だった。


アンナさんが器の乗った銀盆を持ってきてくれた。

「食べられそうなら、少しでも召し上がってください」

それはミルク粥だった。

こんな迷惑をかけてしまったのに、食べてもいいのだろうか。

「食べられないですか? ほかのものがいいですか?」

首を横に振って、器を手に取る。

ミルク粥を食べているうちに涙が出てきた。


ここへ来て初めて食べさせてもらった味。

優しくて、甘くて、幸せの味。


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