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ある朝、いつもの支度の前に鏡の前に座らされた。
髪の毛を切ることを説明されても
どうしてお姉様やアンナが悲しそうなのか分からない。
もともとお嬢様の気まぐれで引っ張られたり切られたりしていた。
肩の上あたりで切り揃えられた髪。
これからも少しずつ伸びるたびに切りそろえて整えていくらしい。
自分をじっくり鏡で見るのも久しぶりだった。
これまで鏡を見る習慣なんてなかったから
お姉様からは、これからは時々鏡を見るように言われてしまった。
それから、お姉様がリボンをくださった。
本当は髪を結わないといけないらしいのだけど
結えない代わりに頭につけてもらった。




