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お屋敷に戻ればお風呂が用意されていて
毎日たっぷりのお湯で体を洗ってもらう。
さすがに申し訳なくて、一人で入れますと言ったことがある。
そうしたら、メアリーさんに言われてしまった。
「アンナにお勤めをさせることも、あなたのお仕事ですよ」
広くて立派な食堂は今はまだ夜だけ。
それがまだたくさん食べられない私のためだとやっとわかってきた。
食器を使うのもまだ下手だけれど
お姉様や近くに立っていてくれるメアリーさんが助けてくれる。
寝る前には必ずお姉様がお部屋に来てくれて、眠るまで一緒にいてくれた。
そんな幸せな時間が、ひと月も続いた。




