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文字の練習をするうちに、扉が開いて、メイドさんの一人が入ってきた。
「お風呂のお支度が整いました」
そうか、天使様もお風呂に入るのだ。
朝からずっと一緒にいてくれたので、離れてしまうのが寂しく感じる。
そう思ってたのに、お風呂に入るのは私らしい。
二日続けて温かいお風呂を使うなんて、天国に来てしまったとしか思えない。
もうひとりで入れると言ったのに、あれよあれよというまに服を脱がされ、全身を洗われていた。
なんでも、昨日落としきれなかった汚れがあるらしい。
やっぱり私は汚いのだ。
きっときちんと綺麗になるまで、この綺麗なお屋敷の中で働かせてもらえないのだろう。




