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着替え終わると、今度は部屋の真ん中あたりにあるテーブルセットに座らされた。
天使様はテーブルを挟んだ向かいに座っている。
テーブルに置かれたのは昨日と同じミルク粥。
誰の分だろうと思ってきょろきょろしていたら、メアリーさんにスプーンを渡された。
「どうそお召し上がりください」
そんなことがあっていいのだろうか。
温かいミルク粥を昨日に続き今日もだなんて。
本当にこれは食べても良いものなのだろうか。
天使様や、メアリーさんや、他のひとたちの分ではないのだろうか。
「それはあなたの分よ。安心して食べなさい」
温かいミルク粥と白湯は昨日と同じくらい美味しかった。
二日も続けてミルク粥を食べたからか、昨日よりも考えられるようになった気がする。
メアリーさんを始め、他の女の人たちはみんな揃いの服を着ている。
つまり、この場所でお仕えするメイドだ。
この場所も昨日はほとんど外側を見ていないものの
内装だけでも家よりも格の高いどなたかのお屋敷に違いない。
その場所でお嬢様、と呼ばれていた天使様。
もしも、これから家のお嬢様ではなく、天使様のもとで働けたら、どんなに幸せだろう。




