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2-25

優しい声が呼んでいる。

誰かが頭を撫でて、そっと揺り起こされた。

全身がぽかぽかと温かい。

身じろぎすると、ふかふかのやわらかいものが一緒に動く。

なんだろう、と考えるうちに一気に目が覚めた。

慌てて飛び起きると、そこには昨日と同じ天使様が立っていて、優しく笑っていた。

「よく眠れたかしら」

窓を見ると昨日は閉められていた織物の緞帳が開かれ、外から日差しが入っている。

朝日ではない。

もう高く昇った日の光だ。

大変なことをしてしまったと思った。

働かせてもらうはずが、こんな立派な寝台で寝てしまった上に

寝坊して起こされるなんて。

慌てて寝台から飛び降りて床に跪く。

「もうしわけありません!」

ああでも、床に降りたのは失敗だっただろうか。

白い夜着が汚れてしまっていないだろうか。


下げた頭の向こうに、天使様の衣装の裾が見えた。

「では、そうね。罰として、今日はメアリーの言うことを聞くのよ」

見上げた天使様は、やっぱり笑っていた。

でもそれは、奥様やお嬢様とは違っていて。

なにが違うのか言い表すことは出来ないけれど。

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