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足先からお湯に入ると、じりじりとしびれるような感覚がした。
そのまま肩まで浸かっていると、体の内側まで溶けていってしまう気分だった。
「温まったら、上がっていらっしゃい」
天使様に呼ばれるままに出ていくと、柔らかい敷物の上に立たされて
女の人がふかふかの布で拭いてくれる。
さらに乾いたふかふかの布でくるまれて、ちいさな椅子に座らされた。
「今度は少し沁みるかもしれないけれど、我慢してね」
天使様は、手ずから軟膏を私のボロボロの手に塗ってくれた
天使様の白くてすべすべの手と、私の手があまりにも違って、急に恥ずかしくなった。
軟膏を塗り終わると、白い手袋を着けさせてくれた。
大人の大きさなのか、指先が余った。
天使様はちょっとだけ笑った。
「次は大きさの合うものを用意しましょうね」
次?
次とはなんだろう。




