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2-13

何度目かの夏が過ぎて、今年の冬は特に寒さが厳しかった。

大雪になったその日、雪かき道具を投げ渡された。

「服が汚れてかなわん。門から玄関までの雪かきをしておけ」

周りをみても誰も雪かき道具を持っていない。

一人でやれということだろう。

持っているだけの服を重ね着して外へ出る。

着古して薄くなった布地を3枚ばかり重ねただけでは、寒さを防ぐにはまったく足りなかった。

穴の開いた靴から冷たい水が滲みる。

息をすればするほど内側から凍っていくようだった。

一度に持ち上げられる雪はほんのわずかで、雪かきは一向に進まない。

冷えて動かなくなった足がもつれて、雪の上に倒れこんだ。

冷たい雪は、服を濡らして体もどんどん冷えていったのに、不思議なくらい気持ちよかった。


このまま眠ってしまえたら。


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