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2-1

いつからだったのだろう。

綺麗な衣装があったはずだった。

ふわふわのうさぎのぬいぐるみがあったはずだった。


優しく名前を呼んでくれるお母様と

高く抱き上げてくれるお父様と


あたたかくて柔らかなベッドに

良い匂いのする――



頭から冷水を掛けられて目が覚めた。

「いつまで寝てるんだよグズ!」

もう何度目かわからない夜が明けた。


全てが理解出来るようになったのはかなり後になってからで

この頃の私はただ生きていた。

考える力もなく。


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