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食事は、パンを白い液体に煮溶かしたドロドロの物体を用意した。
わたくしたちと同じものが食べられるなんて思い上がりもはなはだしい。
先程までは出来立ての湯気が立っていたが、わざと時間を空けてぬるくなってから与える。
小さな器に一杯分食べ終わったのにまだ食べたそうな顔をしていたので
ここぞとばかりに叱ってやった。
そのあとは専用の軟禁室に連れ込む。
わたくしの部屋と比べたら物置のような狭くて質素な部屋。
嫌がるボロ雑巾を天蓋もない質素な寝台に押し込む。
勿論寝るまでの監視も怠らない。
ようやく就寝したことを確認し、今日の虐めは終了した。